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『偽りの戦後日本』を読んでいます。

2015年06月04日 10時17分22秒 | 日乗

図書館で借りてきた一冊を読んでいます。

『偽りの戦後日本』
カレル・ヴァン・ウォルフレン×白井聡
角川学芸出版 2015年4月25日 初版発行

この頃、特に気になるのが(日本の報道)のあり方です。
先日も、テニス・スクールの後、ご婦人方数名とランチをする機会がありました。
ご婦人方曰く
「テレビが本当につまらないねー。 私、テレビ見ないことにしているワ」と。
ご婦人方が、口を揃えました。

安保法制、原発再稼働、アベノミックス、教育改革、少子高齢化問題、
格差の問題、自然災害…
日本国の将来を左右するような課題が山積なのに、随分日本人は呑気なのかしれません。

そこに、またまた、「年金情報流出」の報道が出てきました。
この問題は、ボクの受けとめでは、(現内閣が吹っ飛ぶ!)ぐらいのことだろうと思います。
ところがです。ところが、テレビも新聞もダメですね-。
報道が少なすぎます。
国民も、温和すぎです。
年金は、私たち国民のお金です。
「とんでもない!」と、怒りましょう。

一番鋭い切り口は、「日刊ゲンダイ」かも!(笑)
「年金情報流出」元凶は安倍政権…監視機関廃止の弊害が露呈
とのタイトルで、年金監視委員会の委員長であった弁護士の郷原信郎さんのコメントを紹介しています。
年金業務監視委員会を廃止したのは安倍政権だそうです。

前置きが長くなりましたが、
本書は、『永続敗戦論』(太田出版)で有名になった白井さんと、
民主党政権の頃よく発言していたジャーナリストでアムステルダム大学名誉教授の
カレル・ヴァン・ウォルフレンさんの最新の対談本です。

現・安倍政権や現在の日本国の在りようには批判的な一冊ですが、
ボクは共感しながら読みました。

『永続敗戦論』
『偽りの戦後日本』

お勧めです。

お隣の中国では、
(長江の転覆)報道に関連して政権批判をおさえるために
報道統制が行われているようであります。

我が日本国。
今のところ(報道統制)はなさそうですが、
(自主規制)という名の、政府と報道の癒着が見えてきますね。

いつの時代でも、どのような政権下でも、
権力を批判しない報道は、堕落だと思います。

 

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