法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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忌野清志郎さんの言葉

2013年01月31日 13時46分01秒 | 日乗

今朝の東京新聞の『筆洗』に、
忌野清志郎さんのエッセーが紹介されていました。

引文させていただきました。
ぜひ、お読み下さい。

「地震の後には戦争がやってくる。
軍隊を持ちたい政治家がTVででかい事を言い始めてる。
国民をバカにして戦争にかり立てる。自分は安全なところで偉そうにしてるだけ」。
昔、有名なロック歌手がそう書いていた。
「日本国憲法第9条に関して人々はもっと興味を持つべきだ」という題名でつづったのは、四年前に亡くなった忌野清志郎さん。
雑誌で連載していたエッセーをまとめた『瀕死(ひんし)の双六(すごろく)問屋』(小学館文庫)に収録されている。
書かれたのは阪神大震災から五年後。
ただ、よく見ると、「没原稿その二」とある。事情があって雑誌には掲載されなかった原稿が、単行本化する際に復活したのだろう。
欧米とは違って政治的発言を控える芸能人が多い中、レコード会社の横やりにも負けず、
反核や反原発を訴える曲を発表してきたこの人が健在だったら、福島の原発事故の後、どんな行動をしただろうか、と想像してみる。
衆院の代表質問で安倍晋三首相はきのう、憲法九六条の改正に強い意欲を示した。
反発の強い九条は後回しにして、発議の要件を緩める既成事実をつくり、外堀から埋める戦術だ。
「五十年以上もの間、戦争の無かった国は世界でも珍しいのだ。
その点だけでも日本はすばらしい国ではないか」とも清志郎さんは書いていた。
それを誇りに思えない人たちが、残念ながら増えているらしい。

清志郎さんに生きっていてもらいたかった!

本当に。


昨日の、安倍首相の原子力発電所の新設に関する国会答弁。

「今後の我が国のエネルギーなどを巡る情勢を踏まえ、ある程度の時間をかけて腰を据えて検討する」

「ある程度の時間をかける」等、ナンセンスです。

原発問題は、一刻でも一日でも早く、具体的対策が必要です。
こんな呑気なことでよいのでしょうか!
この安倍首相の発言の裏には、財界とツルンで原子力発電所の再開・新設が透けて見えます。

安倍首相の景気対策も憲法改正も大心配です。

夏の参議院選挙が大事です。
少しぐらい景気が回復しても、ダマされてはいけません。
自民党が勝利したら、
憲法改正、原発再開・新設の道が開かれ、戦争への道が一気に開かれてしまいます。


清志郎さんのエッセー
『瀕死(ひんし)の双六(すごろく)問屋』(小学館文庫)
読んでいません。

すぐに読みます。

 

今日も、聞者くりのみ《日乗》に来てくれてありがとうございます。

帰命尽十方無碍光如来

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2 コメント

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this way (noga)
2013-01-31 15:02:31
昔は軍部、今は官僚。彼等に政治責任はない。
我が国の政治責任は、政治指導者の手の中にしっかりと握られている。
政治家は、国民の代理人。我が国は、主権在民である。

軍部・官僚は、効率よく政治を行うために雇われた要員にすぎない。
官僚は、政治家からの頼まれ仕事に汗をかく人たちである。
軍部の暴走・官僚の横暴を抑えられない政治家は、その存在をゆるされるはずもない。
自分の飼犬を調教できない飼い主を選ぶのは、有権者の無責任であろう。
とかく、この世は無責任。

一億総玉砕と一億総懺悔ばかりを繰り返すのではたまらない。
国のありようは、国民一人一人のありようで決まる。
民主主義は最低だ。しかし、それを超える制度は存在しない。
我々有権者はもっと頭を鍛えておこう。

現実肯定主義にとらわれて、現実の矛盾を指摘できない。矛盾解消に向けて総決起できない。
立ち上がるための内容がない。だから、おとなしい。
意思のないところに解決策はない。意思 (will) は、未来時制の内容である。
日本語には時制がない。無為無策には、閉塞感と諦観が待ち受けている。

自分に意見がなければ、相手の言いなりになるしかない。「よきにはからえ」か。
我々の政府は、軍部の言いなりになるか、官僚の言いなりになるか、それともアメリカの言いなりになるのか。
この道は、いつか来た道。ああ、そうだよ、民族の歴史は繰り返す。

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Unknown (聞者くりのみ)
2013-01-31 23:28:29
this way (noga)さん、コメントありがとうございます。

何時の時代も、先行きは不透明であります。

ただ、現在の日本は、本当に危ないように思います。

一つには、人口減。

一つには、福島第一原発問題。

経済が少しぐらい冷え込んだら、それなりに生活のレベルを落とせばよいことですから・・・

「歴史の繰り返し」で済めばよいのですが、そうはいかないところに直面しているように感じています。

また、よろしく。
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