法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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「ひとりじゃなかもん」

2015年11月12日 23時56分08秒 | 日乗

10日(火)の「歎異抄」うたと語りあいにご参加の三◇さんが、
話題提供をしてくれました。

その話題は、
俳優の佐藤允さんのお母さんの佐藤キナ作った詩「ひとりじゃなかもん」です。
浄土真宗本願寺派機関誌『大乗』12月号で紹介されていたようです。

俳優の佐藤允(マコト)さん。
お若い方はご存知ないかもしれませんが、
ハリウッドスターのチャールズ・ブロンソンに似ていたので、
(和製ブロンソン)と言われた個性派の俳優さんでした。
『独立愚連隊』が有名かな!
佐藤允さんのお母さんキナさんは教員で、
ご主人が戦死したので、四人の男の子を女手お一人で育てられました。
子どもたちが成人して都会に出た後、お一人で郷里に残ったいたときに作った詩だそうです。

ひとりじゃなかもん   佐藤キナ(作)
(一)ひとりじゃなかもん み仏(ホトケ)は
   一緒に朝食 いただいて
(二)ひとりじゃなかもん み仏は
   四方山話に 花咲かせ
(三)ひとりじゃなかもん み仏は
   不平も愚痴も 話します。
(四)ひとりじゃなかもん み仏は
   笑ってうなずき なさいます
(五)ひとりじゃなかもん み仏は
   お慈悲の布団に ねむります
(六)ひとりじゃなかもん み仏は
   大悲の朝を むかえます
(七)ひとりじゃなかもん み仏は
   無限の光を おがみます
(八)ひとりじゃなかもん み仏は
   両の手合わせて もらいます

学習会でのボクの感想。
「ひとりじゃなかもん み仏は」の箇所を、
「ひとりじゃなかもん 仏(ホトケ)さま」とするか、
「ひとりじゃなかもん アミダさま」とする方が良いのでは?と話しました。
その理由(ワケ)は、
仏さま、アミダさまに(摂取)されている感じを表明したいからです。

デ、こんなことを考えるボクです。
他者の作品を(批判的にみている)トンデモナイ輩です、
と自省を言葉を学習会の皆さんにご理解してもらいました。


 

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