10日午前、愛知県新城市の東名高速道路上りで、観光バスと乗用車が衝突する事故があった。乗用車の運転手の男性が死亡、ケガ人は45人にのぼるという。
観光バスに設置されたドライブレコーダーの映像に、事故当時の様子が記録されていた。高速道路の反対車線から、車が中央分離帯を乗り越え、空中を飛びながらフロントガラスに激しく衝突する様子が映されている。バス車内を映した別のドライブレコーダーからは、運転手がハンドルを切った直後に衝突、バスのフロントガラスが粉々に割れている様子がわかる。
警察と消防によると、事故があったのは10日午前7時半ごろ。新城市富岡の東名高速道路上りで、乗用車と観光バスが衝突した。
観光バスの乗客「(事故の)瞬間、下を向いていたんですよ。その時どーんと大きい音がして、なにが起こったかわからなくて、ガラスの破片が雨みたいに全部降ってきて、体中にガラスが当たるのが痛くて口の中にも入っちゃったから口の中も切った」「みんなきゃーきゃーいっていて、なんとか無事を祈った。車が止まって前を見たら、血だらけの方がいっぱいだったもんですから…」
事故は、下り車線を走っていた車が中央分離帯を乗り越え、上り車線に飛び出し、バスに衝突したことが原因で起きたとみられている。
事故の連絡を受けたバス会社の社長「(乗用車が)対向車線から飛んできて、乗用車がバスに直撃したということしかわからない」「うちは走行車線を走っていただけ、わかった時はもう視野に入った状態」
観光バスに乗っていたのは乗客・乗員計47人で、45人が重軽傷を負って、豊川市内などの病院で手当てを受けているという。車の運転手の男性は、大破した車の中に閉じ込められ、事故から約4時間後に救出されたが、その場で死亡が確認された。
観光バスは愛知県豊川市内の旅行会社「トラベル東海」が企画した日帰りツアーで、山梨県南アルプス市でさくらんぼ狩りなどが予定されていた。この事故の影響で、東名高速の豊川ICから三ヶ日JCTまでの上下線で約5時間にわたり通行止めになった。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20170610-00000031-nnn-soci
大惨事。中央分離帯から・・・