酸素マスクをつけ、うつろな目でカメラを見つめているのはタレントの野々村真さん(57)。
新型コロナウイルスに感染し、自宅療養から一変、重度の肺炎を患い、一時ICU(集中治療室)に運ばれた自らの闘病生活を8月26日、フジテレビの番組「バイキングMORE」で明かした。
自宅療養で“医療のひっ迫”を痛感
野々村真さん:
自分自身がこんなに苦しくなったことが過去に一度もなかったので、それで怖くなって救急車を呼んだんだよね。もう息が相当苦しくなっている状況になってきてるんで、僕はもう不安というか怖くて怖くて…
野々村さんは7月末、仕事関係者が新型コロナウイルスに感染し、濃厚接触者の可能性があったことから検査を受けたところ、陽性が判明し自宅療養に入った。
その後、症状悪化の目安となる血中の酸素飽和度が下がり救急車を呼んだが、入院は実現しなかった。この時“医療のひっ迫”を痛感したという。
野々村真さん:
やはり保健所の許可がない限り、入院はできませんという言葉で切られてしまう。この不安っていうか、恐怖ったらもう半端なくて…
両肺は真っ白…ギリギリの状態で入院へ
その後も自宅療養を続けていたが、酸素飽和度が一時90近くまで低下したため、保健所の指示で入院が実現。この時、両肺は真っ白で重度の肺炎を起こしていた。
入院しても症状は悪化し続け、ついにはICUへ運ばれる事態に。人工心肺装置・ECMO(エクモ)の使用一歩手前まで重症化していたという。
野々村真さん:
運ばれたときはギリギリの状況でしたよとは言ってました。もう、俺死にかけていたんだなって。驚いたね。自分がまさか、だって俺基礎疾患も何もないのに…
野々村さんは普段、トレーニングをするなど健康に気を使っていた。しかし、ICUを出た後の野々村さんの表情はすっかり憔悴しきっていた。
野々村真さん(8月18日):
肺炎の症状は朝起きはあまり調子がよくないんです。ただ、きょうも生きています。肺なんとかならないかな…はぁ~…こうやって早く思い切り息が吸えるようになりたいです
顔はやつれ、かすれた声。入院前に比べ体重は約5kg減ったという。
野々村さん「みんなを助けることができないかもしれない状況」
8月25日夜、ファンへ退院を報告した動画でも時折、息苦しそうにする様子を見せていた。
野々村真さん(8月25日の動画):
入院中はですね、精神的にも肉体的にも苦しい日々が続きましたが、24時間、医療従事者の皆さんが献身的に治療や看護をしていただいて、そのおかげで命を救っていただくことができました。
8月26日の番組では、ひっ迫する医療に直面し、入院したくてもできない状況を経験したからこそ伝えたいことをこのように話した。
野々村真さん:
本当に怖いっていうこと、自分はかからないとか思わない。絶対かかったらそういう状況になったら、もう後悔しても遅いから。本当に今は、みんなを助けることができないかもしれないという状況であること。たくさんの運がつながっていかないと、助からない状況に来てるんだよってこと。それだけは本当に分かっていただきたいなと。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e9797c8305bb6a572453c8c7b137d2b985557530?page=1
①ワクチン接種をしていなかった。 ②たしか肺がんの疑い ③現場でマスクを外してた?若しくは「ウレタン製」?
・2回接種後の抗体価はとても高い
・1/4でも自然感染で得られる抗体量より多い
・接種後の免疫の記憶は感染の刺激で引き起こされ、数日で抗体価が上昇する
・接種6ヶ月後でも発症や重症化を予防する効果がある
でも、しんどかったのは間違いと思う。これからは大切にして下さい。周りの方にも。