門前の小僧になりたいくらげ

学究的な空気に憧れて専門家の周りに出没しては雑感を綴るブログ。化石鉱物系がやや多し、の予定。

化石採集の極意、とある方の場合〜2018.12.16岐阜県博物館〜

2018年12月17日 | 古生物学・地学

 

 息子その1にせがまれ宮田和周氏(福井県立大学准教授)の講演「絶滅哺乳類ヒラマキウマ〜1,800万年前の姿に迫る〜」を拝聴しに岐阜県博物館に向かいましたらば。博物館内のマイミュージアムギャラリー(岐阜県ゆかりの方が収蔵資料や生涯学習の成果を展示できるギャラリー)にて「ようこそ新生代の化石の世界へ」と題された展示があることが判明。早めに来たことだし、当然みるでしょ、そりゃ。8人の収集家・研究者が出展されているそうなのですが、何人かの方は在廊しておられたようでして、お話を伺うことができました。で、ありがたいことに化石採集のコツ、なんかも話してくださったのですが、、、。

「フィールドでは割りもせず選り好みもせず堆積岩を持てるだけ持って帰る!クリーニングは帰宅後ゆっくりやればいい。行ったら1m近い大きさのものでも持ち帰るよ♪」

「化石産地を下調べしていかなくても、初めての土地でもその方法で化石は手に入るよ。」

「みんなが知っているところは掘り尽くされているからそれなりのものしか出ないでしょ?みんなが知らないところを探すから新たな出会いがあるんじゃない?大丈夫、こうと決めた場所(調査区域)を縦と横に満遍なく見ていけば必ず見つかる。」

「だいたい化石でそうな場所は勘でわかるよ」

「小学生の頃に採集テーマをだいたい絞ったかな。きりがないから」

・・・わかります、わかりますけど、すみませんレベルが違いすぎます。こちとら初心者なんです(^^;)。でもお話はすごく面白い。収蔵品についてのお話ももっとお聞きしたかったんですが、時間切れです。やはり午前中から博物館に伺うべきだったなあ。

 マイミュージアムギャラリーでは平成31年1月27日(日)まで今回の内容で展示されていますので関心をお持ちの方はぜひ。

 

参考:岐阜県博物館HP



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