門前の小僧になりたいくらげ

学究的な空気に憧れて専門家の周りに出没しては雑感を綴るブログ。化石鉱物系がやや多し、の予定。

師崎層群の断層観察〜2017.12.03愛知県知多半島〜

2018年05月14日 | 古生物学・地学

 知多半島にある師崎層群は新生代第三紀中新世前期から中紀(約1800万年前〜1500万年前)に堆積した地層と言われています。また、知多半島には初神断層や大井西断層、大泊断層など幾つかの有名な断層がありますが、くらげびとが今回立ち入ることができた海岸にも小規模断層がありました。スケールになるものを置いていないのでわかりにくいですが、写真上部に見えているひょろっとした根っこの長さが大体50−60㎝と思っていただければおおよその規模がご想像いただけるかと思います。

「大地の動く力ってすごいよね!」

断層に最初に気づいた息子その1がしみじみと言います。そうだねえ。本当にそう思うよ。

 

 

参考:「師崎地域の地質」 昭和62年 地質調査所