【高市郡明日香村】が気にかかっている。
皇極・孝徳・斉明天皇と重なる時代が気になる。
皇極天皇が生まれたのは594年。聖徳太子の時代でもある。
自分の中ではまとまらないので、気分転換に古い小説を読んでみた。
松本清張の「火の路」(上・下)文春文庫である。
なぜこの本なのかというと、
始まりの文が
「酒の石 明日香村の中心になっている町なみから南に行くと、人家の集まりがしばらく途切れてのち、岡の小さな商店街に入る。戸籍のように正統にいえば奈良県高市郡明日香村岡だが、岡寺のあるところとしての通りがいい。」である。
ゾロアスターと祆教とは、同じもののように前々回書いた。
確かにその原点は同じと思われるのだが、この本を読んだ限りではゾロアスターに中国・唐のフィルターをかけてあるのが、祆教ということである。
なるほど、全く同じではなく唐の人々にフィットするように少々変更した部分もあるのだろうと想像する。
更に唐時代の後半には、祆教は(唐の)弾圧にあっているそうである。
さて、小説内では斉明天皇(高市郡明日香)がとゾロアスターと密であり、【狂心の渠】他を造った事と深く繋がっているという想定の下で話が進んでいく。
https://asuka-japan-heritage.jp/saimei/spot/%E7%8B%82%E5%BF%83%E6%B8%A0/
その他とは
両槻宮(天宮) 牽牛子塚古墳 益田岩船のことである。小説内ではこれらはセットだ。
https://ryobo.fromnara.com/palace/p037-3.html
https://asukamura.com/topics/3685/
https://www.city.kashihara.nara.jp/kankou/own_kankou/kankou/spot/masudaiwafune.html
位置関係は以下の如く。
一番右のオレンジ矢印が指す緑の印【宮】が両槻宮の想定地だそうだ。