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木田之孫左衛門 近江国三村庄   天正時代の来田氏とも関係があるヵ?

2023-06-13 | 美濃源氏

 

美濃源氏 源光保の息光宗が木田氏

清和源氏満政流八島氏はしましの支流美濃国方県郡木田郷(岐阜県岐阜市木田近郊)を本貫

清和源氏と称した氏族。尾張国海東郡木田郷(愛知県あま市木田)を本貫

 

いずれかに重なる可能性があるが、

私は近江国の三村庄のことでもあり、長田氏流木田氏とみることができると思う。

木田氏 → 長田氏一門の浦野氏の葦敷氏の庶家

 

 
東寺百合文書/ル函/155/ 
[近江国守護六角氏奉行人]連署奉書案
享徳元年12月11日(14520120110)

【形態】折紙【縦寸法】281【横寸法】450【単位】1通【事書】三村庄内東寺米代官職之事 【書止】仍執達如件【内容分類】対公武交渉【地域分類】三村庄【人名】木田 大和 伊庭出羽守(満隆) 為信 了承【地名】三村庄【寺社名】東寺【文書形式】奉行人奉書(折紙)【影写本】「1-8」 8

 

東寺百合文書/ケ函/143/

近江国守護六角氏奉行人奉書

享徳元年12月29日(14520120290)

【形態】折紙【縦寸法】285【横寸法】460【単位】1通【事書】三村庄内東寺米」代官未進事 【書止】仍執達如件【内容分類】荘園所領支配【地域分類】三村庄【人名】木田 大和 当庄沙汰人 為信【地名】近江国三村庄【寺社名】東寺【事項】代官 【文書形式】守護奉行人奉書【影写本】「48-58」 39

 

2月18日(55550020180)

越後法橋祐算・乗観房祐成連署注進状

東寺百合文書/ル函/195/

【形態】続紙【封式】切掛封【縦寸法】267【横寸法】879【包紙情報】275*264【事書】当庄所務之事【書止】恐惶謹言【内容分類】荘園所領支配【地域分類】三村庄【人名】公文律師 祐算 祐成 木田之孫さ衛門 御尾形【地名】近江国三村庄【寺社名】東寺【事項】古帳尋出/切符【文書形式】私信/注進状/注進状【影写本】「30-37」 22-24
 
 
上記の長田氏一門の『浦野氏の葦敷氏の庶流の木田氏』をキーワードに調べていこうかと思う。
 
其の木田は「木太」という表記もある。
平家物語略解の中に、以下のようにある。
 
『木太三郎重長 延慶本長門本八 坂本 竝に「木田三郎重長」に作る
尊卑分脈に依るに重長は源満政四代の孫 重宗の子、重実の弟なり
美濃国木田郷に住し、在名を称ふ
参考 源平盛衰記 十三には、「木田三郎重長 按系図 足助重方子」とあり
木田は、旧方縣郡 今 稲敷(葉?)郡 木田村の大字なり』
 
『開田判官重国
延慶本長門本八 坂本
竝に「開田判官代重国」に作る
尊卑分脈に依ると 木田三郎重長の子にして高松院判官代となる
美濃国開田に住し、開田判官代、また、木田判官代と号す
開田は、旧 方縣郡 今 本巣郡の内にて木田の西に隣なり」
 
 
さらに、以下にもつながると思うのである。
 
長田氏(おさだし)は、丹姓平氏良兼流致兼の系統で、尾張平氏とも呼ばれる。
尾張国知多郡野間郷内海庄長田村を拠点とした。

同族に、尾張毛利氏があり、庶家に浦野氏とその系統である葦敷氏を中心に尾張山田氏(庶家に尾張岡田氏・足助氏(三河平氏)・尾張木田氏・小河氏(三河小川氏)・平野氏と三河平氏の大浜氏・三河永井氏などがある)。
 
 
九里種信の文書の「紀太蔵人」は木田蔵人であろうとの思いを強くした。
 
三村庄とは、ごくごく大雑把に現在の地図で切りとるとこのような範囲である。
 
 
 
 ☆【東寺領近江国三村荘に関する諸問題-その所在地を中心に】 吉田功治 著
上記論文内に三村庄の範囲が載っている。
日牟禮神社の前から武佐駅周辺にまで及ぶ広い範囲の荘園である。
 
 
☆【南北朝時代の東寺領近江国三村庄ー守護領荘園の代官支配】 勝山清次 著 
 
 
 
今までの調べmemo 木田氏
 
 
 
伊勢神宮の外宮御師の北監物家の文書 来田文書
(吉田功治氏の論文内よりヒントを頂く)
 
以下は、論文の中よりの部分であるが、
 
嶋郷については、『東寺百合文書』だけでなく、他の文書でも確認できる。
伊勢御師の家に伝来した『来田文書』にある
天文 10 年6月 23 日南倉(足代)弘康道者売券の文中に
「嶋郷内うつろ里一」などの三村荘の関係地名が記されている。
(思文閣出版 京都大学文学部博物館の古文書第七輯『伊勢御師と来田文書』5頁)
 
 
*****
 
三村庄と同じ場所を示すと思われる嶋郷の記載があるそうである。
 
 
 
木田=木太=来田=北=記田=紀田=紀多=紀太 となりそうな感じがする。
 

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