九里 【九里】を探して三千里

姉妹編【九里一族】に出会う旅に出かけよう!http://blog.goo.ne.jp/kunorikunori2
  

美濃源氏 乾氏の祖 道謙 と その周辺(3)明智頼重

2019-11-03 | 清和源氏

長山頼基 息 明智頼重
明智頼重 息 肥田頼寿(乾頼久?)寿も久も「ひさ」と読める。
???? 息 ?光忠 (乾光忠)
        →土岐頼貞の6男である土岐頼清(頼宗)の更に6男である土岐頼忠の三男の頼兼の息ヵ
明智頼重 息 明智頼利(乾頼冬?)冬も利も「かず」と読める。 

道謙にも、頼康にも息がいなかったために、複雑なことになったのではないだろうか。(道謙も頼康も娘は一人いた。)

それでも乾氏をつなげていくために、養子を以ってつないできたように思えるのだが、あくまでも私の感じたことで、
大きく間違っている可能性も大である。


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美濃源氏 乾氏の祖 道謙 と その周辺(2)

2019-11-03 | 乾氏

佐々木哲学校記事より

土岐伯耆守頼貞の弟舟木頼重は、土岐章氏所蔵土岐系図にあるように実名は頼久で、その子に建武の新政下の讃岐守護高松三郎頼重がいたと考えられるのです。それは、舟木頼重の子に土岐左近蔵人頼員がいますが、系図では「頼春」と記されており、春の字の草書体が重の字に似ているからです。

実は『太平記』諸国朝敵蜂起事に高松頼重の父が戦死したという記事があるのですが、このときすでに系図上の舟木頼重の父土岐光定は亡くなっており、戦死などできないのです。しかし系図上の舟木頼重の子頼春が高松頼重であれば、父戦死も考えられます。

~~*~~~
以下のようになるのかな?と思う。

舟木頼重=実名は頼久
高松頼重の息は頼員(本当は頼春)
この高松氏とは、舟木氏の祖のことでもある。

前回の明智頼重とは別人だが(年代も違う)、上記では通称と実名が違い、また、春が員に誤読されたり、とある。
このようなことは、他にもあるに違いない。

また、乾の祖である道謙の諱も依然としてわからない。乾頼里(道謙/周済)という説もある。頼兼という説もある。
前回は頼明として考えてみたが、今度は頼兼として考えてみたい。
道謙の「謙」に「兼」の文字が入っていて「かね」とも読めるためである。

頼兼は【土岐伯耆前司】であったことが「越前藤島神社文書(元亨4年)9月26日」で判る。
正中の変で亡くなっているとのことなので、道謙と同一人物ではないことがわかるのだが、
実は頼兼と名のついた人物は土岐氏の中に3人もいるのだそうだ。↓のアドレスより(私が少々文面を変更もしている)
上記での人物は「一人目」となる。

https://akechi1582.com/2107/

【1人目】
【土岐頼兼】
土岐頼兼⇒ 美濃国守護の土岐頼貞の10男。
通称は十郎。
【兄弟】
頼直・高頼(妙光)・乾頼里(道謙/周済)・
舟木頼衡・墨俣頼連(周崔)
・頼清(頼宗)・頼遠・頼仲・長山頼基の弟、
頼明・徳山貞信室の兄とされています。
鎌倉時代後期の元亨4年9月(1324年10月)に起きた
「正中の変」で自害する。

【2人目】
【明智頼兼】
通称は明智次郎。
明智の祖とされています。
土岐頼貞の6男である土岐頼清(頼宗)の子です。
頼康の弟、頼雄・久々利康定(康貞)・
頼直(よりただ)・直氏(ただうじ)
・頼忠の兄です。
惟任光行の父親になります。
但し惟任光行は早世しています。
明智氏の祖で、妻は豊後大神氏の娘とされています。
嗣子の光行が早世したために、
従弟の頼重(頼助)(長山頼基の子)を養子に迎えて、
明智姓を名乗らせその後を継がせました。


👆私は、この部分が道謙の後裔とつながってくるために「道謙」イコール「頼兼」という説が出てきたのかもしれないと…
頼重と頼助が同一人物ではなく、二人としている系図もある。
この頼重の次息に肥田頼寿がおり「よりひさ」と読めるのではと思う。
何だかめちゃくちゃに思えるが、今は名前だけに注目しているのでご勘弁を。


【3人目】
【土岐頼兼】
土岐頼貞の6男である土岐頼清(頼宗)の
更に6男である土岐頼忠の三男と言われています。
土岐頼忠は美濃守護となっています。
【兄弟】
光忠(月海入道)・頼益の弟、
頼音(よりおと)・鷲巣之康・光兼・頼錦(よりかね)
頼郷・大桑頼名・頼長の兄です。
生母は徳山貞信の娘とされています。

明智城築城主は【2人目】の「土岐頼兼」である「明智頼兼」ですね。

===*===

上記の記載の中に「徳山氏」が二度ほど出ている。
徳山貞信室の兄・徳山貞信の娘である。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%B3%E5%B1%B1%E5%89%87%E7%A7%80

https://tokuyama.net/zzzoldsite/toki.htm

徳山家の系図3点を東京大学史料編纂所DBで見ることができる。
細かな情報もあって、参考になる。


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美濃源氏 乾氏の祖 道謙 と その周辺

2019-11-03 | 乾氏


この系図の中に
佐々木道誉 二階堂時綱娘が妻となっている。
https://kotobank.jp/word/%E4%BA%8C%E9%9A%8E%E5%A0%82%E6%99%82%E7%B6%B1-1098759


そして、美濃国武儀郡関 二階堂行藤の娘が関氏に嫁いでいる。
この行藤の息の貞藤は夢窓疎石を招いて浄居寺を再興している。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%87%E6%B0%B8
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E9%9A%8E%E5%A0%82%E8%A1%8C%E8%97%A4

この鎌倉時代後期から室町時代初期にかけて「武儀郡」に二階堂氏もはいりこんでいたとは。
何かとても魅力があったと思われるのだが。絹?紙?鉱物?人脈?なんだったのだろう。
北条氏ともつながりがあり、二階堂氏ともつながりがある。

さらに1315 正和4年 9月7日 (宮城家本明智系図 )○土岐頼清の男頼康池田郡小島で誕生、母は佐々木備中崇西の女とあり、佐々木氏とも繋がっている。

佐々木哲学校の記事よりだが、
佐々木頼綱(崇西のこと。)
佐々木頼綱(一二四二-一三一〇)泰綱の次男。母は足利氏(沙々貴神社所蔵佐々木系図・六角佐々木氏系図略では「母足利頼氏女」とするが年代が一致しない)。壱岐三郎。左衛門尉、検非違使、大夫判官、従五位上、備中守(『吾妻鏡』『尊卑分脈』など)。佐々木備中入道崇西。「金田殿」(『比牟礼八幡宮領条々』)。

さらに、この「金田殿」の金田荘付近にいたのが九里氏である。六角氏被官であったと思う。
(和歌山九里系図の中には六角氏頼家人と書かれている。←頼綱の孫にあたる。)

佐々木頼綱の妻は二階堂行章で、孫の氏頼の妻は佐々木道誉の娘となっている。

土岐頼忠の妻も佐々木京極氏の娘とある。(wikipedia)この頼忠の養父は頼貞となっている。

===*===

土岐氏の系図の中に「道謙 備後国 浄土寺」と記載あるものを見つけた。


そして、以前の道謙が頼明と同一人物ではないかという系図。確かに道謙が僧としての名とすれば、自分の読みをどこかに入れているパターンもあるので謙が「あき」とも読めることから、そうであるかもしれないとも思う。


そうすると、頼明は娘が一人で、しかも頼康の室となっていたが、頼康には息がいなかったようで、更に養子となったと思われるのだ。頼康の娘は二条良基に嫁いで、二条師嗣、経嗣を産んでいる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E6%9D%A1%E5%B8%AB%E5%97%A3
この経嗣は、一条家(養父経通)に養子として入ることとなる。
二条家・一条家・洞院家・西園寺家・鷹司家などつながっている。

===*===

武儀郡乾に住んだ道謙の裔として「頼宣」という系図がある。
頼宣を探したが、頼基の息「頼重」ではないだろうか。重も「のぶ」とも読める。

頼基は長山頼基で、その息は明智を名のる。
明智 頼重(あけち よりしげ)は、南北朝時代から室町時代の武将。美濃国可児郡明智城主。美濃守護土岐頼貞の九男長山頼基の子。土岐氏支流の明智氏の祖、あるいは二代目とされる。

『太平記』に記されている土岐頼貞の九男長山頼基(堀口貞満の女婿)とある。(wikipedia)
堀口氏を調べると「美濃国本巣郡(岐阜県の揖斐川上流)には、堀口一族の子孫が土着した。戦国時代に齋藤氏や明智氏に仕えた坂本氏は、貞満の末子貞安の子孫とされる」とあった。(wikipedia)

上記の頼忠の息も養子に入っているかもしれない。頼宣の息三人は、自分の息の他に兄弟や叔父の息なども養子として入っているのかもしれない。頼忠の息に二名の光忠がいるので、一人はこのどちらかの光忠とも考えられると思う。

頼宣の三人の息は「頼久・光忠・頼冬」
乾将監頼久・乾内記光忠・乾三郎左衛門頼冬 である。

この乾氏方々が「佐々木流の乾氏」と関係があるのかないのかを知りたい!
周辺には佐々木氏との婚姻関係もあり、どこかで繋がっていると私は思っているのだが…




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