私はめったに物を欲しがらない…というか欲しくならない。
はず、だったのだが、昨日クラヴザン(ハープシコード・チェンバロ)聴いて、猛烈に家でこっそりと弾きたくなってしまったのだ。
ピアノもこの〇〇年は蓋をしたままの日が多いというのに、である。
ホールにある最高のレベルの楽器だからだろうか。音は低音がどっしりとしている楽器でキンキンせずにしっとり。
楽器にもよると思うのだが、弾き方も手を放す速度タッチがかなりねっちりとぎりぎりまで鍵盤を離さないで弾いているように見える。(本番では角度的には見えなかったがYou Tubeでは。)
引っ掻いて音を出す撥弦鍵盤楽器なのだが、ばたばたとしては、キンキンが増幅されるのかもしれない。(想像)
https://www.youtube.com/watch?v=_ChKsMjIMFw
『チェンバロ作品のレパートリーでは、過去の言葉の解きほぐし、それまでの出来事や演奏法などを理解することです。新しいものを見つけることではありません。「歴史的なパフォーマンス」という言葉は単なる言葉上でのことで、私は過去の音楽との誠実さを考えています。私がここで演奏する目的は、アルバムを最初から最後まで聴く人のために、その音楽の物語を伝えることです。アーティストは音楽で話をどのように伝え、どのように人々の好奇心を刺激するかを考えなければなりません。音楽と問答し、最大限の誠実さを追求することによって、芸術となるのです』と、ジャン・ロンドーは語っています。
(https://wmg.jp/jeanrondeau/discography/19928/)
https://www.youtube.com/watch?v=svfWg1r6Orw
しばらく遠ざかっていた世界に舞い戻りたくなってきた!