【パークティアラ北馬込 】完成見学会に行ってみた

運良く、リファイニング工事完成見学会に行く機会をいただいた〜

三井不動産グループと青木茂建築工房の業務提携第２号案件、「パークティアラ北馬込」だ。


いただいたパンフレットによると、築５２年の共同住宅兼店舗だったらしい。


賃貸住戸の内部はリフォームされ、バス・トイレ・キッチン等が新しくなっているため、新築物件と全く変わらない雰囲気だ。

スリッパ＆手袋を１００円で買わされるが、プライムメゾン初台の内覧会の様に、「写真を撮るな」などという制約は全く無かった〜

間取りや内装の色味は個人の好みで好き嫌いが別れるところだが、個人的にはプライムメゾン初台の内部を見学した時の「何だかなぁ・・・」っと言う違和感は感じなかった。




リフォームではほとんど手をつけられる事がないサッシが、遮熱性・防音性に優れた複合ペアガラスに交換されているところも評価ポイントらしい。

確かに、窓を閉めると大通りの騒音がほとんど聞こえなくなっていた。

しかし内装より、何と言っても注目すべきは駆体コンクリートの補習・中性化対策だろう。

この躯体の補習・中性化対策を理解出来ない、受け入れられない方々は、口々に
「くたびれた躯体にこんな事しても、マンション自体の資産価値は上がらないよ〜！」っとおっしゃるのだ。

リファイニング建築という新たな試みを、金融機関の長期融資を受けられるまでに確立された青木茂先生は、とても気さくな方だった〜

実際に施工する建設会社の方々が見たら、こんな面倒な工事やりたくないよ〜っと思われるのかもしれないが・・・(^_^;)

設計者の様に表に名前は出て来ないのだが、新しい試みに挑戦している職人さん達を心から応援したいと思う。


kunipicaも新しい試みに参加してみたいなぁ〜








青木作品の追っかけになってしまうかもしれない・・・

リファイニング？

少し前にテレビで見て、興味を持っている事がある。

～コンクリートの再生～

老朽化した建築物を再生する手法のひとつに既存の躯体は残したまま、耐震性能などを現行法に合ったものにして、新築と同等の価値をもつ建物によみがえらせるという方法があるらしい。

「リフォーム」や「リノベーション」と区別して『リファイニング』と呼ばれているようだ・・・

コンクリートを再生させるというのがポイントらしく、もっと詳しいことを知りたいのだが、誰に聞けば教えていただけるのか良く分からないのだ。

老朽化したマンションに住んでいらっしゃる住民の皆さんが、自分達のマンションをこの工法で再生できるのだろうか？っと思った時に「リファイニング建築」を商標登録している建築事務所を突然訪ねても、門前払いされてしまうだろう。新築物件や賃貸物件で利益が見込めそうな物件でなければ、ディベロッパーさんや不動産会社さんも相手にしてくれないらしい・・・

約１年間ほったらかしにしていたブログを今だに読んでくださっている方々の中に、もしかしたらコンクリートの再生をしている職人さんがいらっしゃって、何か教えをいただけるかもしれない。などと、偶然の出会いを期待して、ちょっと呟いてみた・・・

いつでも何かに興味津々のkunipicaなのだ・・・