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日記(1.20) 零余子 

2018-01-20 13:49:43 | 日常
1月20日  (土曜日)  曇り

曇り空の下、普段と反対周りで散歩に、少し景色が違うなあ~!

大きなドングリの実がカラカラになって落ちている。

田んぼの中に立つ木、夏は小鳥の住み家だが、今はカラスの休み処になっている。

夏に伸びたカヤ?らしき、枯れ木が背高く覆っている。

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ハクモクレンの蕾も少し膨らんだ!



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新聞コラムに
漢字クイズで何度か見た「零余子」、
 さて何と読んだか。正解は「むかご」、
 山芋の葉のつけ根にできる丸い肉芽だ。
 いわば山芋の赤ちゃんで、ゆでるもよし、炒めるもよし、
 零余子飯もまたいい秋の味覚である。


▲古川柳に「むかごから蒲焼(かばやき)までの憂苦労うきくろう
 というのがある。
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   誠に是れは思掛けないことで、
   何うもその死んだ七兵衞殿のお引合せと仰しゃるは御尤もなこと、
   実は私わしの忰山之助と申す者と三年前から巡礼を致して、
   長い間旅寝の憂苦労うきくろうを重ね
   漸ようやく今日仇あだを討ちましたが
   敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
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 昔は山芋が変じてウナギになるという俗説があった。
 料理屋で出てきた蒲焼きを見て、
 むかごが山芋になってこうなるまでには
 さぞや苦労があったのだろうなというわけだ。
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むかごはやがて新たな山芋になるが、
 このような種子によらぬ繁殖を栄養繁殖という。 
 山芋がウナギになったり、ウナギの体の一部が別のウナギになったりしたら、
 どんなにいいだろう-->ウナギ好きならそんな夢を見そうな昨今だ。

  胚・種子を経由せずに根・茎・葉などの栄養器官から、
  次の世代の植物が繁殖する無性生殖である。
 
  カランコエやイチゴなどもそれにあたるらしいが・・詳しくはわからない?
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▲むろん先日から話題になっている
ニホンウナギの稚魚シラスウナギの空前の不漁 のせいである。
 養殖で育てる稚魚を取るこの季節の漁で、
 各地から伝わってくる漁獲量は前年同期比で1%とか、2%とかいう
 数字だから話にならない。

▲春の漁期も不漁が続けば、ことは蒲焼きの値上がりだけですむまい。
 すでに絶滅危惧種となっているニホンウナギである。
 国際取引の規制を心配するよりも何よりも、
 絶滅の回避へ実効ある資源保護の手立てが待ったなしで迫られる。

▲ウナギ好きにはなんともつらい話だが、
 それも近年の稚魚の急減に手をこまねいていた結果ともいえる。
 おいしい蒲焼きがそうなるまでの「憂苦労」に
 もう少し早くから思いをめぐらすべきであった。
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