2025 3月21日 (金曜日) 晴
思ったより寒い朝である。

一日中晴れそうだ。
===========================
コラム記事を2つ転記させていただく
新潟日報 日報抄 20日の記事
何かと報道される。
陰謀論
新潟高校出身の作家でオウム真理教のドキュメンタリーを制作した
森達也さんは繰り返し述べている。
出会った信者は、みな善良で穏やかな表情をしていた。
その頃にオウムが唱えた世界の救済を本気で考えていた
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▼凶悪な犯罪に手を染めた信者も、
元々は会社員だったり、
医師や科学者の卵だったり、
宗教に関心がある大学生だったりの
「普通の人」だった。
~~~~~~~~~~~~~~~
そんな人物が多くの人を傷つけ、命を奪った。
一連の事件は物語る。
この社会に生きる誰もが、信者たちと同じ道をたどっていたかもしれなかった
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▼オウムが唱えた終末思想に確たる根拠はなく、
最近よく取り沙汰される陰謀論やニセ科学に通じる部分がある。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
政治心理学が専門の秦正樹・大阪経済大准教授は著書「陰謀論」で、
政治的な信条などにかかわらず多くの人が
「『自分の信念に沿う』陰謀論を信じる傾向にある」と・・・・指摘する
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▼だとすると、私たちは依然として危うい世を生きている。
2020年米大統領選で不正があったと信じ込んだ人々が、
翌年に議会を襲撃した事件は記憶に新しい。
交流サイト(SNS)ではさまざまな真偽不明の情報が飛び交い、
それを拡散する人も少なからずいる
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▼根拠があやふやな陰謀論などに触れる機会は、
以前に比べて格段に増えたのではないか。
好むと好まざるとにかかわらず、
多くの「普通の人」がこうした情報と隣り合って日々を送る
▼終末思想にとらわれたオウム信者が地下鉄でサリンをまいて30年。
事件はまだ終わっていない。
============================
◆
かつて陰謀論を信じたこともあった政治学者の秦正樹さん。
陰謀論とは、大きな出来事の裏に
複数人による秘密の企みがあると考える認知様式であり、
誰もが陥る可能性があります。
研究によれば、政治的関心が高い人ほど陰謀論を受容しやすいということです。
◆陰謀論に対する特効薬はないということですが、
情報源の信頼性を見極め、複数のメディアを比較することが重要だとしています。
また伝統的なメディアの透明性向上も課題だと指摘します。
★個人的にも・・見るものが多くなって おかしな記事も映像もあふれるこの時代は
初めから少し疑ってかかる必要もありそうだ。
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次のコラム
これも凄いアメリカのやり方だなあ~!・・
中國新聞 デジタル コラム天風録
敵性外国人
~~~
いかつい体格で風貌も怖そうな男たちが拘束され、
航空機に乗せられていく。
米国に不法入国していたベネズエラの犯罪組織メンバーだという数百人。
「敵性外国人」として、トランプ大統領が国外追放した。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▲敵性外国人法は227年前に制定。
日本が江戸時代の頃だ。
敵対国の市民を拘束、送還する権限を大統領に与える。
これまでに19世紀初めの米英戦争、第1次、第2次世界大戦の計3回適用された。
全て戦争中である
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▲戦時下でもないのに法の適用は違法だと人権団体は訴える。
しかしトランプ氏は、
前政権が凶悪犯を数多く入国させたため「今は戦争中だ」と意に介さない。
連邦地裁が送還を差し止めたものの、政権は「離陸した後だった」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▲差別的な法律だ―。
ロサンゼルスの全米日系人博物館は非難する。
というのも前回適用の80年余り前は、
日系人が砂漠などの強制収容所へ送られた。
有刺鉄線に囲まれた苦難の日々。
公式な謝罪は40年以上たってから・・
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▲「人間のくずを排除する」。
今年1月、ニューヨークの不法移民を摘発し、
国土安全保障長官は発信した。
不法移民に人権などないと言わんばかり。
自由の国はまた、不寛容と差別に染まってしまうのか。

思ったより寒い朝である。


一日中晴れそうだ。

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コラム記事を2つ転記させていただく

新潟日報 日報抄 20日の記事

何かと報道される。
陰謀論
新潟高校出身の作家でオウム真理教のドキュメンタリーを制作した
森達也さんは繰り返し述べている。
出会った信者は、みな善良で穏やかな表情をしていた。
その頃にオウムが唱えた世界の救済を本気で考えていた
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▼凶悪な犯罪に手を染めた信者も、
元々は会社員だったり、
医師や科学者の卵だったり、
宗教に関心がある大学生だったりの
「普通の人」だった。
~~~~~~~~~~~~~~~
そんな人物が多くの人を傷つけ、命を奪った。
一連の事件は物語る。
この社会に生きる誰もが、信者たちと同じ道をたどっていたかもしれなかった
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▼オウムが唱えた終末思想に確たる根拠はなく、
最近よく取り沙汰される陰謀論やニセ科学に通じる部分がある。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
政治心理学が専門の秦正樹・大阪経済大准教授は著書「陰謀論」で、
政治的な信条などにかかわらず多くの人が
「『自分の信念に沿う』陰謀論を信じる傾向にある」と・・・・指摘する
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▼だとすると、私たちは依然として危うい世を生きている。
2020年米大統領選で不正があったと信じ込んだ人々が、
翌年に議会を襲撃した事件は記憶に新しい。
交流サイト(SNS)ではさまざまな真偽不明の情報が飛び交い、
それを拡散する人も少なからずいる
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▼根拠があやふやな陰謀論などに触れる機会は、
以前に比べて格段に増えたのではないか。
好むと好まざるとにかかわらず、
多くの「普通の人」がこうした情報と隣り合って日々を送る
▼終末思想にとらわれたオウム信者が地下鉄でサリンをまいて30年。
事件はまだ終わっていない。
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◆

かつて陰謀論を信じたこともあった政治学者の秦正樹さん。
陰謀論とは、大きな出来事の裏に
複数人による秘密の企みがあると考える認知様式であり、
誰もが陥る可能性があります。
研究によれば、政治的関心が高い人ほど陰謀論を受容しやすいということです。
◆陰謀論に対する特効薬はないということですが、
情報源の信頼性を見極め、複数のメディアを比較することが重要だとしています。
また伝統的なメディアの透明性向上も課題だと指摘します。
★個人的にも・・見るものが多くなって おかしな記事も映像もあふれるこの時代は
初めから少し疑ってかかる必要もありそうだ。
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次のコラム
これも凄いアメリカのやり方だなあ~!・・
中國新聞 デジタル コラム天風録

敵性外国人
~~~
いかつい体格で風貌も怖そうな男たちが拘束され、
航空機に乗せられていく。
米国に不法入国していたベネズエラの犯罪組織メンバーだという数百人。
「敵性外国人」として、トランプ大統領が国外追放した。

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▲敵性外国人法は227年前に制定。
日本が江戸時代の頃だ。
敵対国の市民を拘束、送還する権限を大統領に与える。
これまでに19世紀初めの米英戦争、第1次、第2次世界大戦の計3回適用された。
全て戦争中である
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▲戦時下でもないのに法の適用は違法だと人権団体は訴える。
しかしトランプ氏は、
前政権が凶悪犯を数多く入国させたため「今は戦争中だ」と意に介さない。
連邦地裁が送還を差し止めたものの、政権は「離陸した後だった」
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▲差別的な法律だ―。
ロサンゼルスの全米日系人博物館は非難する。
というのも前回適用の80年余り前は、
日系人が砂漠などの強制収容所へ送られた。
有刺鉄線に囲まれた苦難の日々。
公式な謝罪は40年以上たってから・・
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▲「人間のくずを排除する」。
今年1月、ニューヨークの不法移民を摘発し、
国土安全保障長官は発信した。
不法移民に人権などないと言わんばかり。
自由の国はまた、不寛容と差別に染まってしまうのか。
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