ただいま午睡のまっさいちゅう!

いくつになっても興味津々。生きているうちにいろいろ知りたいやってみたい。いつまでも好奇心を失わないでいたいです。

RAIN MAN (1988)

2023-01-22 16:26:00 | 映画

あのTOP GUNから2年後の映画ですね。



 円盤(DVD)持っているくせにやはりSCREENで観てしまう訳です。そう昨年9月頃?「午前10時の映画祭」でもやっていましたよね確か。

 観たのは実に久しぶりでした。
 やはりDUSTIN HOFFMANの演技が光ります。サヴァン症候群(映画では自閉症と言っていましたが,その中でも秀でた能力を持っているらしいです)を持つ兄のRAYMONDを見事に演じきっています。彼も今ではもう85歳ですか……。


 それに比べて自由な弟であるCHARLIEがTCですが,若かりし頃の彼が観られますね。ちょうどスーパーカーブームで映画でもランボルギーニ・カウンタックなどの車が登場していました。そうそう。初めに掛かる音楽があのM:Iー2の初めの岩登りシーンで掛かる曲(IKO IKO)だったのに改めて気づきました。

 綱渡りのような自動車販売業をやっているCHARLIEですが,父親の死をきっかけにして自分に兄がいたことを知ります。そして初めは父親の遺産を狙って何とかRAYMONDを利用しようと強引に連れ出して自分の住むロスまで連れてきます。


 兄のRAYMONDはその特性からこだわりが強かったり,規則正しい決め事に沿って生活していたりしていましたが,見知らぬ世界へ連れ出されたことにより不安を高ぶらせます。初めのうちはそんなRAYMONDに対して次第に疎ましく思い始めるCHARLIEです。


 しかし実はRAYMONDが病院(施設のようでしたが)に入った理由が分かり,その内容に衝撃を受けます。自分は大切にされていなかったとばかり思っていたCHARLIEですが,実は彼が守られるためにRAYMONDが病院に入れられたことを知ります。そして,幼い頃から「RAIN MAN」が助けてくれたと信じ切っていたCHARLIEはその正体がRAYMOND→RAIN MANであることを知ることになります。

 
 その辺りからCHARLIEのRAYMONDに対する態度が変わり,接し方も違ってきます。兄の秀でた能力を利用し,カジノで儲けようとしたCHARLIEですが,そういう所は相変わらず抜け目ないと言えるかもしれません。


 実は一人っ子だとばかり思っていた自分に兄がいたことを知り,一緒に6日間過ごせたことを素直に喜ぶCHARLIEは内面的にも変わったといえるでしょう。結局は「父親の遺産もいらない」と言い,兄であるRAYMONDと繋がりを持てたことをとても喜んでいるように思えました。
 

 「Kマートは最低!」という冗談が言えるようにもなり,兄弟でDANCEの練習をした場面などとても素敵だなあと思う所がいくつもありました。