くまのポーランド生活

ポーランドでどんな生活してるの?
こんな生活してます。

ウクライナ~街の様子

2007-10-05 01:00:29 | おでかけ
   

街の丘の頂上に掲げられている国旗です。
そして、街の裏道などを通ると一般のアパートの様子が
分かります。印象としては古いアパートや建物が多く
ポーランドよりもレノベーションはされていない感じでした。

   

建物も古いものが多かったですが、車やバス、電車など新しいものよりも
古いものの方が多かったです。

日本ではもうお目にかかれない古さの車たちです。
上の写真はタクシーですが、故障しているようで自分で直していました。
下の車は路肩に駐車してあったので、もう走らないのかな?と思って見ていたら
所有者が来て、普通に車に乗り込みエンジンがかかるまでちょっと時間は
かかったもののブ~ンと走って行きました。

   

バスはポーランドのより小ぶり。
なんだか妙にかわいらしかった。



バスもトラムも車体には広告が貼ってある。
文字がロシア語っぽいのが印象的だった。
ポーランド語も分からないけどウクライナ語はもっと謎の言葉だ。



オールドタウンではファンシーな車も走っていた。


 今日のポ語 

samocho'd (自動車)

”さもふと”

初めてこの言葉を聞いたとき、何を表しているのか想像できなかった。
ポ語は英語とちょっと似ているものもあるので、お初の単語は
適当に想像するのですが、これは参った!!
全然”車”だなんて想像できなかった。

ウクライナ~墓地

2007-10-04 01:08:51 | おでかけ
   

今回のウクライナ訪問は、ガイド付きツアーだったのですが、
始めに訪れたのが名前を忘れてしまった教会。
次がこの墓地とオールドタウンでした。

この墓地にはお金持ちの墓地が多く、それゆえ墓碑がとてもユニークです。
西洋の墓地は日本の墓地とはまた違った趣があります。
土葬なので、この墓碑の下に棺があってボディーがあるかと
思うとちょっと夜は来たくない場所ですね。

日中はこの場所は観光名所になっています。
入場料はこの墓地のメインテナンスにあてられるそうですが、
それだけでは全然足りないそうです。

   

   

横たわっている姿はまるでまだ息をしているかのような感じです。



顔を伏せてお祈りしているような感じです。
何かを訴えているような、、そんな感じの墓碑でした。




これは戦場で若くして亡くなった方々のお墓。
ほとんどが18~20歳くらいでした。
墓碑には1918年と亡くなった年が彫られていました。


 今日のポ語 

gro'b (墓、墓穴)

”ぐるぷ”

日本ではお盆、お彼岸にご先祖様のお墓参りをしますが、
ここは11/1にします。”死者の日 (S'wieto Zmarl~ych)”と呼ばれています。
10/31のハロウィーンの翌日です。
この日の墓地はろうそくで覆われ、とても幻想的です。
この日ばかりはみんな墓地に行くので夜でもこわくないです。


ウクライナ~リヴィフ

2007-10-03 02:09:02 | おでかけ


  



写真はウクライナの西部の都市、リヴィフのオールドタウンです。
オペラハウス(写真上)が大きくて綺麗でした。
訪れたのが日曜日ということもあって広場や通りにはたくさんの人がいました。
印象はポーランドのオールドタウンと大差はないような雰囲気でした。

このリヴィフの表記は色々あるらしいです。
ウクライナ語名として「リヴィウ」、ロシア語名として「リヴォフ」(Львов リヴォーフ)、
ポーランド語名として「ルヴフ」(Lwów ルヴーフ)、ドイツ語名として
「レンベルク」(Lemberg レンベルク)と表記される。
(ウィキペディアより)

なので、ツアーの皆様はルヴーフと発音していました。

日本人にとってウクライナはあまり馴染みのない国だと思います。
(私は知識ゼロでした。)
詳細は、こちらのサイトを参考にしてくださいね。

ウクライナ



広場の横の通りにあるマーケット。


   

なんでもとても有名な教会らしいですが、わたくし、名前すら覚えていないです。(すみません、、)



      

お日柄もよく、オールドタウンでは新郎新婦をたくさん見かけました。
露骨に彼らにカメラを向けることに抵抗があったので、建物を撮るふりをして
カップルをレンズに入れました。
カップルの後ろの一番右側に見える建物はミュージアムです。

カップルの近くには必ずウエディング用にデコレイトされた車が止まっています。
タイヤホィールまでかわいく飾られています。


 今日のポ語 

kos'cio'l~ (教会)

”こしちゅ~う”

ウクライナには観光名所になっている教会も含め
たくさんの教会がありました。

と同時に、その教会や観光地ではたくさんの”物乞い”の人たちと
遭遇しました。

ポーランドにきてから幾度かそういう方々をみましたが、
毎回なんともいえない気分になります。











Przemys'l~ぷしぇみしる

2007-10-02 00:07:21 | おでかけ
      

プシェミシルはクラクフに次いで古い街だそうです。
街を歩いてみた印象は、オールドタウンや街中心の建物が歴史を感じさせる
古いものが多かったです。街自体はさほど大きくなく中心部も15分も歩けば
おしまいです。

駅もトイレ事情で書いたように古かったですが、駅内部(写真)だけは
キレイにデコレイトされていました。
グダンスク中央駅よりずっとキレイでした。

プシェミシルの歴史についてはこちらのサイトを参考に。

プシェミシルの歴史


   

ポーランドは教会が街の至るところにありますが、この街の教会は歴史を感じさせるように
古い教会が多かったです。
写真左のベージュっぽい教会はグリーク教会なのですが、色々見た教会の中で
一番内装がゴージャスでした。金色一色でした。

ちょうど夕方6時ころにうろうろしていたので、夕方のミサが始まり、教会の中に
入るとみなさん聖歌を歌い、熱心に神父さんの話を聞いていました。



街を歩いていて偶然、オールドタウンの近くに”日本文化センター”という看板を
発見しました。
こんな小さな街に日本人がいるんだ!と思い、さっそく中に入りました。

中にはお二人の日本人がいらっしゃっいました。
小川敦子さんと若い男性の方(話に夢中になってお名前は聞けずじまいでした。)で
合気道を教えていらっしゃるとのこと。
センターでは折り紙や料理、合気道など日本に関することを紹介しているとのことでした。
短い時間でしたが、異国で日本を感じてきました。

      

写真は戦場の地です。
兵士たちは半円型のそれぞれの場所で待機。
次の写真はクローク室みたいなところだそうです。
右の壁のところにコート掛けが見えますね。
一番下の写真は戦場のボーダー。
見えにくいですがポーランド(赤と白)とウクライナ(黄色と水色)の
国旗色の旗が立っています。

プシェミシルの戦い


今回の旅の後に、このプシェミシルは戦場の地だったことを知りました。
国境の街は戦渦から逃れられないのだと思いました。


 今日のポ語 

kraj (国、地方)

”くらい”

歴史上ポーランドという国が存在しなくなった時期があります。
今回、訪問したウクライナの一部はかつてポーランドだったんですよね。
そしてグダンスクはドイツ領でもあった。
島国、日本に住んでいると国が幾度となく他国によって分割されるなんて
想像できませんね。









トイレ事情~ぷしぇみしるの駅トイレ

2007-10-01 00:23:22 | おでかけ
  

私は電車に乗って出かける度に駅のトイレを利用します。
通常は、トイレの入り口で1.5zl~を払って(出る時に払うこともあり)
普通にトイレを使用して帰ってくるのですが、今回、ぷしぇみしる駅のトイレでは、
思いがけない経験をしました。

まず、ちょっと長めの階段で地下に降りて行くと、通常は入り口にお金を集める
おばさんがいるのに、この駅ではずっと奥に小さな部屋があってそこにおばさんはいました。

料金表示が見つからなかったのでおばさんに”いくらですか?”と聞いてみたら、
ガンガン叫ぶような口調で”1.5zl~”と言いました。

その後もおばさんは何やら叫んでいますが、何を喋っているのか分からなかったので、
私はトイレの個室に行きました。
この個室、むか~しの小学校の木造校舎のトイレの個室を思い出させるような感じです。

ドアは薄っぺらい木製、鍵も金属性のただ上からかけるだけの鍵のタイプ。
水洗ではありましたが、結構古い。
小学時代に戻った感じがしました。

そして、次の瞬間、おばさんが叫んでいた理由が分かりました。
個室にはトイレットペーパーがなかったのでした。
一旦個室をでて、おばさんのところに行くと机に紙質の悪いタイプの
トイレットペーパーが置いてある。

持って行くんだなと思って丸ごと持って行こうとしたら、おばさんまた叫びだした。
”分かった、分かった、使用分だけね。”と思って2回くらい引っ張ったら、
またおばさん叫びだし、多分”ダメダメ、そんなに持っていっちゃ!”って
言ったのだと思います。
そして彼女は私にミシン目でいったら3つ目くらいの長さに切って私に渡しました。

私は、”え~!これだけ?”って思ったのですが、言い返せない、、、、。
おばさん、まだ叫んでいる。何を叫んでいるのだろうか?
”さっさと行け!”とでもいっていたのかな?
仕方がないのでたまたま持参していたティッシュも使用しました。

トイレの清潔度はいまいちでした。
まあ、ポーランドの公衆トイレでキレイはあまり期待出来ませんから、慣れましたが
おばさんに叫び続けられたのは初めてでした。

おばさんと言えば、ザコパネのレストランで入ったトイレにもおばさんがいて、
通常レストランの客はお金は払わなくていいはずなのですが、私にそのおばさんは
”お金を払え”と言っていた様子だったので
その時に持っていた小銭全部(1.5zl~以下だった)をおばさんに渡したのでした。

その時に思った事、ポーランド語がちゃんと話せたら説明(会話)が出来たのにと、、、しゅん。






下の写真は”グダンスク オリバ駅”の公衆トイレ。
ここのトイレはキレイな方です。
入る前にペーパーを忘れずに!



(ちょっとひとこと1) 
ポーランドのトイレットペーパーの紙質は数種類あります。
上の写真はあるレストランで撮った紙質が悪いタイプ、グレーっぽくてガサガサします。
いいものでも日本のいいものとは比べ物になりません。  

(ちょっとひとこと2) 
ポーランドの救急病院で入ったトイレはペーパーもなければ、電気も点きませんでした。
たまたまその日だけだったのか不明ですが、この状態で、もし検査かなんかで
採尿しろといわれた暁には、暗くて採尿出来ないと思ってしまった、私。

(ちょっとひとこと3) 
電車内のトイレは決してキレイとは言えず、私は座る気になりません。
しかもかなり揺れるし、、。
どうやってうまくトイレしたらいいかいつも悩めるところです。

電車のトイレは昔なつかし日本の特急電車のように使用後ペダルを足で押すと
上から線路が見えます。







トイレ事情~国境のトイレ

2007-09-30 00:04:32 | おでかけ


日本ではトイレとレストランでの水は無料という感覚があると思いますが、
外国では両方とも有料です。
ポーランドでは公衆トイレは大体1.5zl~(60円くらい)、デパートは無料のところもないわけでは
ないですが、大抵0.5zl~(20円くらい)払います。

有料だからといって日本の有料トイレを想像してはいけません。
トイレの清潔度や質はピンからキリまであります。

今回の旅行で私が今まで使用したトイレでワーストワンがでました。
それは、ポーランドとウクライナのボーダー(国境)のトイレ。(ウクライナ側)

場所は、地図のウクライナのリヴィフに行く途中の国境です。
プシェミシル(ポーランド)はリヴィフの左斜め上くらいの位置にあります。

国境での検問で、行きで2時間、帰りで3時間半待たされました。
待っている間、みなさんそろそろトイレに行きたい時間。
で、行ってみました。

今まで色んなトイレ事情を見てきましたが、お金を払ってこれはないでしょう!
っていう感じです。写真がないのが残念です。

まず、トイレ近くになってきたら、あの独特のトイレ臭さが漂ってきた。
(トイレの表示がなくてもトイレの場所が分かっていいかな?!)

入り口でおばさん(いつも思うけどトイレのお金を集める人はなぜかおばさんが
多い)が、ウクライナの通貨で50コピーイカ(12円くらい)を徴収された。
私は現地の通貨がなかったのでポーランドの通貨を渡した。(OKだった)

私の前に並んでいたポーランド女性が、”どんな質の悪いトイレでも
お金を払わないといけないなんて不合理ね。”と私に英語で話しかけた。
私もそうだそうだと頷く。

トイレの外にいるのに、既にトイレ臭さぷんぷん状態で中に入る。
並んでいるみんなの様子を見ると、なぜかズボンをはいている人たちはズボンの裾をめくっている。
??と思う、私。

私の前の前の人の順番になって彼女は恐る恐るドアを開ける。
首を横にふってため息ひとつ。
そして意を決して入った。

それを見て私はよほどひどいコンディションなんだと想像。

待っていて気付いた事、水洗のはずがフラッシュの音が聞こえない。
んん?

私の順番になってドアを開けたところ、欧米なのに様式が日本式。
つまり”しゃがんでする”。だから、みんなズボンの裾をめくっていたのね。

トイレはかつて水洗トイレだった模様。今は水は流れない。
当然、トイレットペーパーもない。(普通の有料トイレはあります)
鍵もかからない。
便器は落書きと汚れで真っ黒。
日本のお祭り場などにある簡易トイレもひどいが、いい勝負だ。

トイレから出て、手を洗おうとしたら4つあるシンクのうち
水が出ているのが1つだけ、しかもちょろちょろとしか出ない。

まあ、水が出るだけいいか、と思い、手を洗って外にでた。
あ~、新鮮な空気。

外では、あるポーランド女性が
”こんなトイレ見たことない。まるで、ヨーロッパの別のところにきているようだ”
と、ポーランド語で言っていたそうだ。
(実際、そうなんだが、国境だからあまり感覚がないかな)

あとで聞いたのだが、ウクライナは水の事情がよくなく、市内でも水の供給時間が
限られているとか。ましてや田舎ではいまだに井戸水を使用しているところもあると聞いた。
水は貴重だった。
それを聞いて、なるほどと頷いてしまった私であった。

今回の旅行でトイレにまつわる話がまだあります。
それは次回。

 今日のポ語 

toaleta (トイレ)

”とあれた”

ポーランドでは男性用は、meska (eの下ににょろにょろあり:めんすか)
女性用はdamska (だむすか)で、▽が男性用、○は女性用を表します。

私はいつも▽か○か分からなくなって、今まで男性用トイレに
入ったことしばしばあり、、。

ある日、”今度は間違えないぞ!”と思い○印のドアを開けたら、おっさんが半ドアで
用を足していた。”あれぇ~?また間違えちゃった?”と思い再度ドアを確認するも
そこは女性用で間違いない。
結局、おっさんが間違えていたのか、気にしないで用を足していたのかのどちらかでした。













krasiczyn (くらしちん)

2007-09-29 00:14:05 | おでかけ
  

先週の土曜からポーランドの南東にあるPrzemys'l (ぷしぇみしる)と
Krasiczyn(くらしちん)という小さな町に行ってきました。

ついでと言っては何ですが、お隣の国のウクライナのリヴィウというところも観光しました。

今日は、くらしちんをご紹介します。

第一印象、、”いやぁ~、遠ぉ~いなぁ~!お尻痛い、、。”
駅に着いてまず出た言葉です。

グダンスクからクラクフまで電車で7~8時間、そこから3時間半でぷしぇみしるに到着です。
で、そこからは車で移動。
ぷしぇみしるから10kmのところにこの”くらしちん”があります。
大体電車で12時間の旅でしょうか、乗り物が飛行機だったら、日本に着いていますね。
この町はこのお城以外にこれといったものがないので、ここにくる目的はお城訪問しかないと思います。


    

   

このお城は、なんでも16~17世紀ころに貴族のStanisl~aw Krasicki と
その息子のMarcinが建てたものらしいです。
(くらしつきさんが建てたので、名前をしらしちんと言うそうです。)

現在ではこのお城は結婚式、イベント、学会などに使用されています。
その他、お城見学ツアーもあり団体旅行者や子供会っぽいイベントで
きている人たちを見かけました。

茶色っぽい建物はお城の隣にあるホテルです。(我々はここに宿泊)
勿論、お城にも宿泊ができるようになっています。
Hunter's Pavilion, Swiss Pavilion, Castle と分かれているようで
気になるお値段のほどは、180~800PLN (8000~36000円くらい)。
日本の感覚だと、”あら、結構お安いのね。”と思われたと思います。

詳しくはこちらのサイトをご覧下さいね。
日本語表示がないので英語で、または写真をお楽しみください。

Zespo'l~-Zamkowo


  

  

お庭も広くて素晴らしいかったです。
レイク沿いにはカップルが2人の時間を楽しんでいました。
庭にはにわとりやダックもいましたが、、、。
(私は一瞬、このダック、食卓にのるのかな?それとも観光用?と思ってしまった)




   


城内のレストランです。
食事はどれも美味しかったですよ~。
じゅれくすーぷときのこのクリームソース。
今の季節はきのこ料理がすごく美味しいです。

滞在中、2組の新郎新婦を見かけました。
ここで結婚式をするのは、とてもロマンティックですね。

ここでのイベント代金は高額ではないですが、日本から来る旅費と時間を
考えると、なかなか日本人には難しいですね。


 今日のポ語 

zamek (城、宮殿)

”ざめく”

ヨーロッパにはたくさんのお城や教会があります。
それらを観る度に、”あ~~、ヨーロッパにいるんだなぁ”と感じる次第です。