
氷川きよしさん、コンサートツアー2012・in なら100年会館、昨日、昼の部と夜の部を見てきました。
長良会長、急逝から初めてのコンサート、2012年、府中コンサートからスタートして、昨日の奈良で、昼39回目、夜40回目のコンサート。
長良会長、急逝から初めてのコンサート、2012年、府中コンサートからスタートして、昨日の奈良で、昼39回目、夜40回目のコンサート。
きよしくんの胸の内はどんなに辛くて哀しいことでしょう・・・とドキドキしながら複雑な心境で幕開けを待ちました。オープニングは、きよしくんの迫力の大きな獅子の舞。
なら100年会館は、1500人ほど入る小さな会場で、比較的、静かなコンサートですが、昨日は、幕開けから、ものすごく盛りあがりました。まるで、会場の中には、一万人ほどいるような盛り上がりでした。きよしくんも、いつもより振りや歌、トークなどもテンション高くて、迫真のステージでした。私の独断的な思いですが・・・きよしくんは、必死で、今の状況を乗り越えようと、プロとして、精一杯ステージを盛り上げようとされているような・・・そんな、きよしくんが、いじらしくさえ感じるコンサートでした。
きよしコールと拍手が鳴り止まない、凄い声援でした。
6月13日(水)発売、氷川きよし演歌名曲コレクション16~櫻~オリジナル曲6曲とカバー曲6曲の説明がありました。オリジナル曲、1・櫻 2・ふりこ(人生楽しい時も嬉しい時も・・・のような内容・・・聞き取れません。)3・メリーゴーランド(回転木馬)4・あかい落ち葉(股旅もの) 5・残雪のまち(仲良しの友達との恋愛の嫉妬のような内容・・・こちらもはっきり聞き取れませんでした。曲の内容の説明をしながら、きよしくん「あっらぁ~
うっわぁ~
レコーディングの時、泣いちゃったんですよ
成長しないといけないですね。」 6・一番星よこんばんは(歌詞の中に、スカイツリーが出てきて・・・どれもこれもみなさんに聞いていただきたい曲ばかりです。)出発のDVDは、スタッフ一丸となって熱い思いで作っていただきました。)カバー曲、6曲。王将。奥飛騨慕情。一杯のコーヒーから。君は心の妻だから。錆びたナイフ。ミヨちゃん。昼の部だったかな?曲はまだ規制があって歌えませんが、平尾昌晃先生の、ミヨちゃんの台詞のところだけ言ってくださいました。「このアルバムで色んな主人公を演じています。」



“櫻”を歌いだして、しばらくすると「私が死んだら 櫻になるわ~愛する心は 永遠だから~春が来るたび あなたは帰る~」のフレーズの部分までには、涙声で震えながら、号泣しながらの熱唱でした。会場から「きよしく~ん!頑張って~!きよしく~ん!」などの大声援。きよしくんは、涙を流しながら「あなたの~幻~」と最後まで歌いきりました。みんな、すごい声援と貰い泣きで、ハンカチで涙を拭きながら、涙が止まりませんでした。次の峠春秋でも、号泣、出発では「すぐ会えると思ったのに~」もう~号泣、号泣、「子供たちと手をつなぎ・・・出発だ~出発だ~もう涙は見せない~」今の、きよしくんには哀しすぎる、辛すぎる歌詞が続きます。天国の長良会長に届くように・・・響くように・・・号泣しながらも、きよしくんは熱唱されました。
歌い終わったあと、きよしくんは「すみませんでした。申し訳ございませんでした。」と何度も深々と頭を下げて謝られました。「この曲は、東北大震災で亡くなられた方に対する追悼の意味で歌わせていただいていますが、また新しい、氷川きよしをこれからもこの作品で心に届けられるように歌いつづけていきますのでよろしくお願いします。」・・・この場は、きよしくんも会場も号泣でした。これからも、長良会長の遺志を継いで頑張っていきたい・・・という意味が込められていました。
昼の部と夜の部と、ごちゃ混ぜですが・・・夜の部では、“冬物語”を歌う時、ステージの左側に、きよしくんが腰掛けて座る目の前の席でした。とにかく、何もかもが綺麗です。エナメルのブーツもピカピカ
衣装の細部、きよしくんの掌、お顔、髪の毛、ぜ~~んぶ、ぜ~~んぶ、しっかりと見せていただきました。獅子の時から、ときめきのルンバ、虹色のバイヨンを歌う時の、メイクもしっかり目に焼き付けてきました。きよしくんが動くたびに、きよしくんが付けている、コロンの良い香りが漂ってきます。

獅子の時のスモーク、ドライアイスもモクモクと浴びました。昨日の奈良は夏日で暑かったので、このドライアイスで少し涼しくなりました。
夜の部でも “櫻” “出発” “峠春秋”を歌いながら、各フレーズ、フレーズの詩のところで、きよしくんは目にいっぱい涙をためて、泣きながら、堪えながら、歌いあげました。またまた、深々と頭を下げてなかなか頭を上げません。会場からの、凄い声援が起きます。きよしくんは、ある程度、涙が止まるまで、深々お辞儀をしたまま顔を上げませんでした。
・・・そして、きよしくんは「大変、申し訳ございませんでした。これからも、この歌は、正直、歌いたくありませんが、頑張って、歌っていきますので、よろしくお願いします。今、この曲で前向きに “峠春秋” 苦しみや哀しみに浸っている場合じゃありません。みなさん!前に向かっていかなければなりません。」精一杯の、きよしくんの言葉でした。“玄海船歌”の力強い歌と、玄海灘の荒波を大きく表現しながら、歌う姿を目の前で見て、きよしくんの心の中に、哀しみを乗り越えようとする決意が見えたような気がして、きよしくんの目には、キラリと光る涙が見えました。目は真っ赤でした。思わず「九州男児
」と叫びました。

ステージの始まりから終わりまで、きよしくん、西寄さん、HKのバンドさんたちが一丸となって、素晴らしい、感動のコンサートにしてくださいました。
昨日の、コンサートは、ずっと忘れません。きよしくん、これからも頑張ってください。
何人かのメディアの方がカメラを持って会場に入っていかれました





なら100年会館
きよしくんにとっては、いまが一番、辛い哀しいとき・・・それでも奈良コンサートを最後まで立派に務められました。むしろ、盛り上げて楽しいコンサートにしょうという、プロとしての意気込みが感じられ、きよしくんも長良会長さんに育てられた、ビッグな、アーティストになられました。