10月9日(日)神戸レバンテホールで行われた、山川豊さんのチャリティーコンサートに行ってきました先日、同じホールで行われた和太鼓のチャリティーコンサートの時、次は山川豊さんだったので、是非、行きたくて、チケットを取ってもらいました。
趣旨も分からず参加した、チャリティーコンサート10月1日から「赤い羽根共同募金」が始まっているそうで、この日の収益金の一部を「赤い羽根共同募金」に寄付。神戸市の係の方の贈呈式のあと、山川豊さんの出演。会場の、あちこちで、カメラで撮影されていて、驚いたものの、司会の、地元サンテレビの牛尾淳アナウンサーから撮影は、OKですと言われて、またまた驚きました。デジカメを出して、いっぱい撮らせていただきました
アットホームなコンサートで、まるで山川豊さんのファンクラブの集いかな?って錯覚するくらい楽しい楽しいコンサートでした
約600人ほど入る小さな、神戸市の多目的ホール・レバンテ・昼の部と夜の部。開演前に震度3の地震があり揺れました。
真っ白な、スーツに、白のエナメルの靴、襟には赤い羽根。シュッとしてカッコいい山川さん。オープニングはアメリカ橋から・・・次々と、歌を披露。
霧雨のシアトル
ニューヨーク物語
ときめきのワルツ
函館本線
友情よ(ともよ)
酒場のろくでなし
愛待ち草より
逢えてよかった
おふくろよ
男のららばい
酒ごころ
我が娘に・・・アンコールと、もっと、もっと、歌ってくださったのですが、控えてなくて。
歌の合間、合間の、山川さんのトークは、澄ましたお顔で、全てが冗談でした。会場内は終始、和やかで、山川さんがお話するたびに爆笑。爆笑。
『デビュー曲の、函館本線は、音域の幅が広くて低音と高音が激しく、キーが、とても難しい曲でした。この歌を歌えなくては僕は終わりです。さいなら。兄貴(鳥羽一郎さんのこと)の曲は、音程が一定で歌いやすい(冗談です)あの兄貴の「カサブランカ・グッバイ」は、絶対、僕の雰囲気の歌ですね。兄貴のイメージではない(冗談です)演歌の詩は奥深くて、「愛待ち草より」の歌詞の中に「見知らぬ人から便りが届いた」・・・その時は、まだ20代だったので意味が分からず、作詞家の川内康範先生に「何で?見知らぬ人から便りが届くんですか?」と質問して「バカか
」と叱られて・・・その時は、一生懸命、理解しょうと歌ってました。昨年、デビュー30周年を迎えました。振り返ると色んなことがありました。色んな方との出会い、歌との出会い、色んな先生方の作品、演歌は時間がかかります。まだ、今でも、スーパーの前とかで歌っています。この間、被災地へ、きよしくんたちと行ってきました。来年、長良グループ新春演歌まつりが、あります。一万人入る会場で、チケットは、一万枚残っています(すましたお顔で冗談)(途中、会場のどなたかの携帯電話が鳴りました。)山川さん『あっ!そこの方、早く電話を取ってください。緊急かもしれませんよ(爆笑)10月15日で、53才になります(会場の男性から、同じ年だ!という声に山川さん、その方をじっと見つめて)えっ
戌年ですか
嘘でしょ
僕より、ひと回り上の戌年と違いますか
ああいう老けた方は、小学生の時から老けてるのでこれ以上、年をとっても同じ顔なんですよ(またまた大爆笑)』・・・・まあ~文字で表現すると楽しさが分からないですが、あのルックスで、そのまま、会場のみなさんを終始、爆笑の渦にさせてくださる方でした。さすが、30周年の、大物歌手です。歌もトークもお上手でした。きよしくんも山川豊さんのような、同じ事務所の先輩に囲まれて幸せだなぁ~と思いました。
歌の途中に、ステージから下りてこられ、会場の隅から隅まで、万遍なく回り、握手をしてくださいました。
うわ~もう~私の座席の目の前・・・後姿もダンディ
私・・・握手していただいてます。会場のライトが反射して、はっきりと写っていませんが、私は、小さな声で『やまかわさん』と言うのが精一杯。山川さんは、じっと目を見て歌いながら、うんうんって、うなずいてくださいました。力強い大きな優しい手でした。あの優しい目と、優しい手は、一生、忘れません。
娘が嫁ぐ日の父親の気持ちを歌った我が娘に・・・を歌う時、司会の牛尾アナさんから『今年、結婚する方はいらっしゃいますか?』と・・・会場に、お一人、10月に結婚式を挙げる、お嬢さんがいらっしゃって、お父様と、その嫁ぐお嬢さんに、山川さんから『言えずじまいで行くとこでした。たったひとことありがとう。山川豊』と書かれた、色紙をプレゼントされました。
おふくろよ・・・を歌われる前に去年、亡くなられた、故郷の鳥羽のお母さまのお話をしてくださいました。『おふくろは、三波春夫さんの「俵星玄蓄」が大好きでした。ずっと現役で海女をしていて、亡くなる前は牡蠣を剥く作業の仕事をしてました。そんな、おふくろの歌を作っていただきました。「愚痴も弱音もはかないで、おふくろよ おふくろよ ありがとう」』山川さんの目には、涙が浮かんでいました。
きよしくんと同じ事務所の先輩ということもあって、山川豊さんのコンサートは一度、見たかったので、予想以上の素晴らしい、楽しいコンサートでした。やはり、生で聴く歌には感動します。山川豊さん、ありがとう~あんなに冗談を言われる方だとは思いませんでした。ほんとうに、楽しい、笑いの絶えない、あったかいコンサートでした