システム担当ライブラリアンの日記

図書館システムやサービス系の話題を中心に

『耳の聞こえない人、オモロイやん!と思わず言っちゃう本』(星湖舎、2019)

2024-03-05 21:33:07 | 本の紹介
『耳の聞こえない人、オモロイやん!と思わず言っちゃう本』(星湖舎、2019)
ISBN:978-4863721043
https://online.univ.coop/book/products/detail.php?item_code=19660743

手話の話題から、友人が送ってくれた写真に写っていた本。
「聴覚障害者」に色んなタイプの人がいて、十把一絡げに「聞こえない人」と認識するのは間違っていると分かる。
話しかけるような書き方で、分かりやすいですし、さっと読めます。けど、多くの気付きを与えてくれる本でした。

●いろんなタイプの人がいる。
ほぼ聞こえない人や、感度の悪い無線機みたいに部分的に単語は入ってくるけど、あとは雑音的な人とか。
手話と口話の得意/不得意も。

実際、「視覚障害者」も同じなのでしょう。宮崎市でのマラソンの時も、日陰から明るいところに出て「わー、まぶしい」(だったかな) と叫んでいた視覚障害ランナーもおられた記憶があります。

●配慮になっていない対応も
例えば、教室で、聴覚障害者を「聞こえやすいように?」教室の一番前に着席してもらう。
 →後ろにいる他の生徒の動き(発言)が分からない。
 →教員が黒板を向いて話すと、結局口が見えないので、分からない。
 
●おならの音がしているか分かるか
日常の色んなことが紹介されていました。生まれた頃から聞こえない人は、音が分からないとか。
僕の母は中途失聴ですが、先日おならの音がしたとき(失礼)、「ごめん」と言ってました。おそらく、聞こえていたときの経験で、音がしたのだろうと思ったのでしょう。
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