とね日記

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ルーヴル美術館展 @ 新国立美術館

2018年07月29日 14時40分08秒 | フランス語


昨年12月から続いている週末のフランス語の授業。昨日は生徒2人と遠足がてらに新国立美術館で開催されている「ルーヴル美術館展」に行ってきた。「ルーブル」ではなく「ルーヴル」である。

ルーヴル美術館展
http://www.ntv.co.jp/louvre2018/

【美術】ルーヴル美術館展 at 新国立美術館


ルーヴル美術館(パリ)の公式ウェブサイト(日本語)
https://www.louvre.fr/jp

ルーヴル美術館(パリ)の公式ウェブサイト(フランス語)
https://www.louvre.fr/


ルーヴル美術館展

この日の東京は台風直撃はまぬがれたものの、午後から風雨が強くなった。美術館は空いていることを期待していた。午後1時の待ち合わせ。乃木坂駅6番出口から雨に濡れずに行くことができる。予想どおり待たずに入場できた。



入口にはこのような展示物が。向う側に回って顔をのぞかせて肖像画の一部になりきって記念撮影ができる。生徒2人がポーズをとって楽しそうにしている様子を撮影した。(ブログでは非公開)



展示されている彫刻や肖像は全部で110点あまり。その一部は上の動画で見ることができる。全部鑑賞するのに1時間半ほどかかた。僕がパリのルーブル美術館に行ったのは1986年と1987年のこと。30年以上も前に見た展示物の一部も今回見ることができた。(ナポレオンの肖像とかマラーの死など。)美術館ではあるけれど、博物館級、考古学的価値のある展示物も多い。

入口で550円払って貸し出される音声ガイド(日本語、英語、中国語など)は、とてもありがたかった。パネルに書かれている解説が老眼の僕には読みにくい。日本語音声は俳優の高橋一生さんが担当。ファンの女性は喜ぶことだろう。僕の生徒2人は「高橋さんの感想って、予想どおり浅かった。」とか言っていた。

高橋一生、音声ガイド担当も「眠くなる声」? 「ルーヴル美術館展」オフィシャルサポーター就任記者発表会


展示室の出口を出たところにショップがある。ここはチケットを買わなくても行けるエリアだから、買い忘れたグッズがあれば後日また来ればよい。オフィシャル・カタログとクリアフォルダー、ポーチを買った。

オフィシャルカタログは2500円のわりに立派なもの。展示されている110点すべての写真と解説が載せられている。これで2500円はお得だ。



2冊並べてみる。表紙と裏表紙の写真。



チケットの半券を使えば下の階のレストランで割引価格で食事ができる。でも、僕らは外で食事することにした。入ったのは「鎌倉パスタ アコルデ代々木上原店」。


遅めのランチ(代々木上原)

乃木坂から4駅目の代々木上原に移動。風雨が激しくなっていたので雨に濡れずにレストランに行くことができる。入ったのは「鎌倉パスタ アコルデ代々木上原店」。3人ともドリンク、デザート付き、パンが食べ放題のコースを選んだ。








フランス語の授業(代々木上原)

それから同じ店で2時間ほどフランス語の授業をすることになった。白ワインを1本注文。パンの食べ放題は続いている。僕は大食いなほうなのだけど、生徒2人は次々とおかわりをして食べまくっている。(彼女たちが食べた量は僕をはるかに凌いでいた。)

授業は「半過去」が中心。先週の授業は「複合過去」だったのでずいぶんペースが早い。「単純未来」や「条件法現在」もすでに終えている。

この日ウケて大笑いになった例文が2つあった。

例文1)ある日、求愛されて

Tu sais, moi je suis fou de toi. Je ne peux plus!
(あのね、ぼく、きみのことで頭いっぱい。もう我慢できない!)

Arrête! Je ne t'aime pas. Je ne t'ai jamais aimé, je ne t'aimerai jamais.
(やめて!あなたのことは好きじゃないの。好きになったことなんて全然ないし、これからもないわ。)

例文2)

Il était une fois une jeune fille qui habitait avec sa mère près de la forêt.
(昔々あるところに、女の子が森の近くにお母さんと暮らしていました。)

Elle portait toujours un gilet rouge.
(彼女はいつも赤いジレ(カーディガン)を着ていました。)

Alors, on l'appelait "petit gilet rouge".
(それで、彼女は『赤ジレちゃん』と呼ばれていました。)

Elle n'avait pas beaucoup de copains.
(彼女にはあまり友達がいませんでした。)

Mais elle avait un chien.
(でも彼女には犬がいました。)

Elle était toujours avec lui.
(彼女はいつもその犬と一緒にいました。)


カラオケ(下北沢)

授業が終わったあと、ワインを飲んでリラックスしたせいか、カラオケに行くことになった。フランス語で歌えるの曲もいくつか聴いてもらいたかったこともある。(フランス語の曲はJOYSOUNDがいちばんたくさん歌える。)

再び千代田線に乗って2駅離れた下北沢に移動。この時点で雨は本降りになっていた。南口商店街の「カラオケ館 下北沢店」に入る。



歌い始めたのは午後7時、店を出たのは午後11時で、邦楽、英語曲、フランス語曲を3人順番で歌いまくった。とりあえず「課外授業」でもあるから、僕はいつもよりフランス語曲を多めに歌った。次のような曲だ。

- T'en va pas (悲しみのアダージョ): YouTube再生 紹介記事
- Sous Le Ciel de Paris(パリの空の下): YouTube再生
- La Marseillaise(フランス国歌 ラ・マルセイエーズ): YouTube再生 映画『フランス革命』 2018年W杯フランス優勝後のラ・マルセイエーズ
- Comment te dire adieu(さよならを教えて): YouTube再生 訳詩付き動画 歌詞と日本語訳
- Les Champs-Élysées(オー・シャンゼリゼ): YouTube再生 フランス語歌詞付き動画 ダニエル・ビダル 2019年 どうぞ、お腹すいたですか?
- Chantons L'amour♪(シャントン・ラ・ムール): YouTube再生 歌詞と日本語訳 第一興商CM


楽しい時間はあっという間に過ぎる。途中雨に濡れながら帰宅したのは深夜0時少し前のこと。その日撮った写真をLINEのアルバムにして生徒2人に送ってから心地よい眠りについた。


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2 コメント

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オライトイラオさんへ (とね)
2018-08-02 13:40:44
オライトイラオさんへ
お久しぶりです。理系文系にかかわらず美術館に足を運ぶ人は少なそうですね。。。と書きつつ雨が降ったり台風に見舞われたりしない限り、美術館は混んでいます。
パリほど美術館が多い都市はないのでしょうか?そしてフランスに限らずヨーロッパは教会や王族、権力者を中心に絵画や彫刻を尊んでいましたから「美術資産」はアジア諸国より豊富です。
日本にとって西洋美術は「外来品」ですから、少ないのはやむを得ないですね。かといって日本画など日本独自の美術が浸透しているということもありません。これまでの歴史でいちばん浸透していたのは浮世絵でしょうか。
ともあれ、今年の夏は都内でいくつも美術展が開催されているようですし、せっかくの機会なので見ておくのがよいと思います。テレビや画集で見るのと本物ではまったく違いますから。
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Unknown (オライトイラオ)
2018-08-01 21:17:11
ルーブル美術館展見学は、フランス語を学んでおられるからと推察しますが、理系の人も美術を見る目を養って欲しいですね。現実はなかなか時間や気持ちに余裕のない場合が多そうですが。
返信する

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