山楽ぶらり探訪

国のまほろば大和の山野、寺社をぶらっと訪ね歩きます。
山川草木。日々是好日。

座禅草 01

2008-03-11 21:35:02 | Weblog
座禅草 01

残雪の頃を見計らって、ザゼンソウの群落地、滋賀県高島市(旧今津町)弘川に行って来ました。由良山系の山々は残雪に被われていました。群落地の弘川は、東側にR161号(至敦賀)、南側にR303号(至小浜:若狭街道)が通る意外にも住宅地で、平成元年8月、滋賀県緑地環境保全地域に指定されました。

座禅草 02

2008-03-11 21:34:16 | Weblog
座禅草 02

 山の湿原や谷川のほとりなど、主に湿地帯に群生する座禅草は、サトイモ科の多年草で、早春2月から3月にかけて開花します。
 仏像の光背に似た卵形の仏炎包に包まれたような花の愛らしい姿はまるで僧侶が座禅を組んでいるよう、というのが「座禅草」の名の由来とか・・・・・。

座禅草 03

2008-03-11 21:33:30 | Weblog
座禅草 03

 ここ今津のザゼンソウ(座禅草)群落は湧水により湿地化したタブ、ハンノキ、モウソウチクなどの樹林内にあり、まとまった面積に高密度に成育しており、良好な自然環境を形成しています。
 ザゼンソウは、別名ダルマに似ているので「ダルマソウ」とも言われている。一般にサトイモ科の植物の多くは、熱帯に多く分布しているが、ザゼンソウは、ミズバショウなどとともに、北半球の寒冷地域にまで進出している珍しい種である。
 

座禅草 04

2008-03-11 21:32:42 | Weblog
座禅草 04

 凍てついた地中からいち早く萌え出て春の訪れを告げる座禅草はすごい力業を有しています。
 奇妙な姿もさることながら自前の暖房装置を持っていることです。その開花の際に呼吸によって発熱し、氷点下の地表でも苞の中は20度以上の温度で周りの雪をも溶かすと言われています。春がまだならば自力で暖をとっているのでしょうか?
 やって来る春を少しでも先取りしようという懸命の努力なのでしょうか。湖北の春も間近である。