山楽ぶらり探訪

国のまほろば大和の山野、寺社をぶらっと訪ね歩きます。
山川草木。日々是好日。

持統天皇「吉野行幸」再現 01

2009-05-30 16:36:06 | Weblog
持統天皇「吉野行幸」再現 01

 明日香村で古代史をテーマにした作品を上演している劇団「時空」と地域づくり集団「大化塾」と合同で30日、飛鳥時代の持統天皇が吉野に行幸した様子を再現しました。
 吉野は、飛鳥時代から平安時代まで、多くの天皇や貴族が土地が持つ神秘性などにひかれ、訪れています。なかでも持統天皇は即位前、夫の大海人皇子(後の天武天皇)と一時期、吉野で暮らしたことも関係してか約30回も行幸しており、その様子を再現することになりました。

持統天皇「吉野行幸」再現 02

2009-05-30 16:35:23 | Weblog
持統天皇「吉野行幸」再現 02

 四神(青龍・白虎・朱雀・玄武)の幡(旗)を持った従者を先頭に、高松塚古墳壁画を基に作った古代の衣裳を身にまとい、柿本人麻呂役や持統天皇役の女性を輿(こし)に乗せて吉野を目指します。持統天皇が通ったルートは不明ですが、飛鳥川に沿って、奥明日香から峠を越えていく古道が有力です。

 当日は、午前10時30分に同村平田の石舞台古墳を出発し、公園内を約30分行進しました。石舞台古墳を背景に古代飛鳥を鮮やかに再現してくれました。

持統天皇「吉野行幸」再現 03

2009-05-30 16:34:10 | Weblog
持統天皇「吉野行幸」再現 03

 メンバー一行は同村稲渕や栢森を経て吉野町との境界にある芋ヶ峠へ向かいました。(車で移動)
 
 来年の平城遷都1300年には、一般も人も参加するイベントに発展させようと企画しています。法隆寺から飛鳥・橘寺までの太子(聖徳太子)道をウオーキングするイベントは定着していますが、この「吉野行幸」道も古代のロマンが漂う道として魅力があるように思います。

 宇治間山 朝風寒し 旅にして
      衣貸すべき 妹もあらなくに (万葉集 巻一・七五)
 (宇治間山の朝風が寒い。旅の途中で、衣を貸してくれる愛しい人もいないのに。)

 この万葉歌碑は、吉野町千股、葛上白石神社前にあります。作者は、長屋王(高市の皇子の子、天武天皇の孫) 大宝元年(701)二月、長屋王が文武天皇の吉野行幸に従ったときの歌と言われています。
 
 

三峰山 ゴヨウツツジ 01

2009-05-26 17:19:11 | Weblog
三峰山 ゴヨウツツジ 01

 台高山脈の北端・御杖村の三峰山(1235m)は、奈良県と三重県の県境近く奥宇陀の地にあり、霧氷とゴヨウツツジ(ヤシオツツジ)の秀峰として近畿の登山家には、良く知られた山です。

 ゴヨウツツジは標高1000mを越す、太平洋側に自生。清らかな風情が好まれ、皇太子ご夫妻の長女、愛子さまの「お印」にもなっています。

 「純白な花のような純真な心を持った子供に育ってほしい」――食器や調度品など持ち物につける、敬宮さまのお印が「ゴヨウツツジ」に決まった。

 ゴヨウツツジは、ご夫妻がたびたび足を運ばれた栃木県・那須御用邸内に群生。ご夫妻は懐妊中の今年5月にも訪れ、白い花の美しさを気に入られていたという。

 ゴヨウツツジは別名「シロヤシオ」ともいい、東北から近畿、四国の太平洋側に生える落葉低木。葉は枝先に5つ輪状につき、5月から6月にかけて、枝先に白い花を咲かせる。


 

三峰山 ゴヨウツツジ 02

2009-05-26 17:18:26 | Weblog
三峰山 ゴヨウツツジ 02

 御杖村、奥宇陀青少年旅行村から神末川に沿って林道終点に駐車。よく整備された階段状の山道を辿り新道峠から左へ静かな若葉の尾根歩きを楽しみながら三畝(みうね)峠へ向かいました。峠から一等三角点標石のある三峰山山頂で小憩。古光(こご)山、倶留尊(くろそ)山など室生の山々が頂を連ねる展望を楽しみ、八丁平に下りました。

 山頂南西に草原が広がる八丁平には、3メートルをこすゴヨウツツジ(五葉躑躅)の古木も点在。密生した純白の花が綿帽子のように見えました。

三峰山 ゴヨウツツジ 03

2009-05-26 17:17:35 | Weblog
三峰山 ゴヨウツツジ 03

 三峰山は冬期”霧氷の山”として有名で、近畿では雪中ハイキングの対象の一つに挙げられ、私は今まで主に雪中、30回ほど登りましたが、ゴヨウツツジ(シロヤシオ)の咲く初夏新緑の頃は初めてでした。

 「純白」花盛りのゴヨウツツジに魅せられ帰路、三畝峠に向かいました。緩やかなアップダウンを二、三度繰り返すと木の間に高見山が鋭く天を突く姿が望まれました。

 ※ HP「home ktmr」 山歩き 2005 三峰山
 ※ ブログ 2008ー01ー20、01ー28 三峰山、八丁平も併せてご覧頂ければ幸いです。

葛城山 つつじ 01

2009-05-18 17:41:14 | Weblog
葛城山 つつじ 01

 水越峠を堺に南が金剛山、北が葛城山とされるが、古くは北は竹ノ内峠から南は千早峠までの間を総称して「葛城山」とされていました。
 また、役小角ゆかりの山としても知られるなど、山麓一帯には古代のロマンが息づいています。
 山頂付近はなだらかな高原状で、自然研究路が縦横に通っています。春はカタクリ、初夏はツツジ、秋にはススキで、冬は雨氷や霧氷と、四季おりおりの家族連れの登山者たちで賑わいます。

葛城山 つつじ 02

2009-05-18 17:40:39 | Weblog
葛城山 つつじ 02

 とくに5月の連休頃は、一目100万本というつつじがピークを迎え、麓と山頂を結ぶロープウエイに時間待ちの長い列が続きます。
 私は、水越峠からダイヤモンドトレールをとおり約60分でツツジ園に到着しました。斜面を覆い尽くす真紅のツツジに圧倒されました。

葛城山 つつじ 03

2009-05-18 17:39:53 | Weblog
葛城山 つつじ 03

 葛城山山上には、葛城山の動植物を分かりやすく展示した葛城ビジターセンターのほか、食堂やロッジ、キャンプ場などの施設が整っています。
 頂上から大阪側に目を向けると、六甲や北摂の山々から大阪湾、淡路島までが視界に入ります。奈良側に転じると三輪、額井、大洞の山々から、遠くは大台、大峰までも望むことができます。

下市元気印・熱気球 01

2009-05-16 15:02:58 | Weblog
下市元気印・熱気球 01

 「熱気球で大空散歩をしませんか」と、下市元気印朝市運営委員会等の主催により搭乗希望者の募集があり、応募。下市小学校運動場での体験搭乗イベントに参加しました。

 熱気球は、球皮(エンベローブ)と呼ばれる袋の中の空気を、下部に取り付けられたバナー等で熱し、外気圧との比重の違いにより発生する浮力により上昇。乗員(大人3名程度)は通常、球皮の下に取り付けられたゴンドラ(バスケット)に乗ります。
 バナーからの熱の調整により上昇、下降のみが可能であり、飛行船のような自力の推進力は持ちません。熱源となるバーナーの燃料はLPGを使用。