明日香 甘橿丘01

明日香　甘橿丘01

　甘橿丘（あまかしのおか）は、古くは日本書記などの中にもその記述が見られ、7世紀前期には当時の有力者であった蘇我蝦夷・入鹿親子が大邸宅を構えていた場所であるとも言われています。展望広場（標高１４８ｍ）からは眼下（東）に飛鳥古京の集落、西北に大和三山とその中央に位置する藤原京（橿原市内）、また遠く生駒山や二上山・葛城山などの金剛山系の山並みを望むことが出来ます。

明日香 甘橿丘02

明日香　甘橿丘02
　
　甘橿丘東麓に植栽された菜の花が満開でした。下段の菜の花は一週間後に満開となるでしょう。
　西麓には冬の間休耕田になっている棚田がありますが、ここにも植栽されたら素晴らしい景観になることでしょう。

明日香 甘橿丘03

明日香　甘橿丘03

　甘橿丘より飛鳥寺方面の心落ち着く風景です。ここ2，3日の晴天で桜も一気に開花、春本番を迎えました。

明日香 甘橿丘04

明日香 甘橿丘04

　「甘橿丘東麓遺跡」発掘現地説明会開催？　3月29日（土）午後1時から

　甘橿丘は、明日香川の西岸に位置する丘陵で、日本書紀には蘇我蝦夷（えみし）・入鹿（いるか）親子の邸宅が営まれたことが記載されています。
　それを裏付けるように過去6回、発掘調査が行われています。2005年11月16日に行われた発掘現地説明会には4，000人もの見学者があったそうで翌日の新聞で、甘橿丘の麓で見つかった「飛鳥時代の大豪族、蘇我入鹿の邸宅と見られる建物跡」という見出しで報道されました。
　今日偶然にも報道陣への事前説明会が行われていました。明日の新聞に報道されることでしょう。