山楽ぶらり探訪

国のまほろば大和の山野、寺社をぶらっと訪ね歩きます。
山川草木。日々是好日。

世尊寺 01

2007-07-19 15:17:29 | Weblog
世尊寺 01

 世尊寺 太子堂

 吉野郡最古の寺院とされる大淀町比曽の国史跡比曽寺後(世尊寺)から、西大寺旧境内(奈良市)の瓦と同じ文様を持つ鎌倉時代後半から南北朝時代の瓦が出土しました。

 寺伝では同時期に叡尊(1201~1290)ら西大寺の僧が再建したとされ、同寺院との密接な関係を裏付けるものです。

 比曽寺は、比蘇寺、現光寺、栗天奉寺とも呼ばれ聖徳太子建立四十九ヶ寺一つ。飛鳥時代の創建とみられ、奈良時代(八世紀ごろ)には東西に塔を配する薬師寺式の伽藍を備えていました。
 江戸時代中期に禅宗寺院の世尊寺として復興され、現在に至っています。



世尊寺 02

2007-07-19 15:16:19 | Weblog
世尊寺 02

 蓮華唐草文の瓦

 比曽寺跡から出土した「蓮華唐草文」の入った、ほぼ半分に割れた軒平瓦片(縦約6㎝、横約15㎝。奥行き約15㎝)は、高僧・叡尊によって再興された西大寺(奈良市)で使われた瓦と同じであることが発掘調査でわかりました。比曽寺も叡尊が再興したとされ、当時の寺格の高さを裏付ける発見といえるでしょう。

世尊寺 03

2007-07-19 15:14:51 | Weblog
世尊寺 03

 写真は、中門前のノウゼンカズラ

 ※世尊寺については、HP http://www4.kcn.ne.jp/~ktmr/
  又は、home ktmr ・ 世尊寺 ・ 史跡比曽寺跡探訪 ・ 山里 山寺の風景で検索してみてください。

インパチェンス 01

2007-07-18 12:14:02 | Weblog
インパチェンス 01

 インパチェンス 草丈:15~40cm 花色:桃・白・赤 花径:4cm程 開花期:5~10月 
 インパチェンスは、初夏から秋までパステルカラーの淡い色の花を咲かせ続ける非耐寒性一年草です。手入れが簡単で、丈夫で長持ちする花です。
 一般的に夏の花壇の草花としてよく利用されます。栽培は比較的かんたんで、色のバラエティーも豊富なので、苗も5月頃から出回ります。日陰でもよく成長し、家の寂しくなりがちな北向きなどにも植えることができます。原産地は南アフリカです。和名は原種(野生種)が南アフリカ原産だからでしょう。熟したタネは少し触れると「ぱちん」とはじけて周りにタネを飛び散らすところもホウセンカにそっくりです。

インパチェンス 02

2007-07-18 12:00:36 | Weblog
インパチェンス 02

 写真のインパチェンスはニューギニア原産のインパチェンスから改良された園芸品種で、ニューギニアインパチェンスと呼ばれています。
 バラエティーに富んだ 品種がたくさん生み出され、普通のインパチェンスに比べて花も大きく、葉に黄色い中斑のはいるものなどもあり鉢植えとして人気があります

 清楚な白色ニューギニアインパチェンス

タチアオイ(立葵)

2007-07-11 10:48:15 | Weblog
タチアオイ(立葵)

タチアオイの花は夏の花のように思いますが、実際はずいぶんと早く、5~6月には満開になります。
 この花が咲く時期になると、あちこちで高く伸びたタチアオイを見かけます。
 ハイビスカスに似た、花径10㎝の花を咲かせます。一重と八重があります。
 花色は、白、黄、桃、赤、濃赤などがあり、色彩が豊富です。
 草丈(1.5~2㍍)が高く、比較的スペースを必要とするので、庭がある程度広くないと、扱えないのが残念です。私は畑に群植しました。

ハンゲショウ

2007-07-10 21:15:31 | Weblog
ハンゲショウ(半夏生、半化粧)ドクダミ科

 暦では夏至から11日目の7月2日頃より5日間を半夏生(はんげしょう)呼ぶようですが、この頃に花を付けるのがハンゲショウの名の由来という説と、写真のように花に近い葉が白くなるので半化粧という説とがあります。
 葉が白くなるのは葉緑素が抜ける現象で、葉の茎に近いところから次第に広がっていくそうです。全体が白くなる途中は、おしろいを半分塗ったようにも見えます。どちらの説も説得力がありますね。
 同じように葉が白くなる植物にマタタビがあります。近々更新したいと思います。

黄檗山萬福寺 01

2007-07-03 19:24:33 | Weblog
黄檗山萬福寺 01

 京都宇治にある黄檗山萬福寺は、1654年(江戸時代)中国福建省から渡来した隠元禅師が徳川4代将軍家綱公の尊崇を得て、1661年に開創された寺院で、日本三大禅宗(臨済・曹洞・黄檗)の一つ、黄檗宗の大本山です。
 黄檗宗では、儀式作法は明代に制定された仏教儀礼で行われ、毎日誦まれるお経は黄檗唐音で発音し、中国明代そのままの法式梵唄を継承しています。

 建造物は、中国の明朝様式を取り入れた伽藍配置で、創建当初の姿そのままを今日に伝える寺院は、日本では他に例がなく、代表的な禅宗伽藍建築群として、主要建物23棟、回廊、額、聨などが国の重要文化財に指定されています。(同寺パンフより)