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日々新たなり/日本語学2020

20050423 歴史認識

2005-04-23 | Weblog
中日新聞コラム、編集局デスクの編集局長、小出宣明さんが書いている。
歴史認識と国の品位に、首相はお詫びを表明して、実践してその言葉を証明してほしい、と。
恨みに報いる国に徳をもってした国には礼節を返さねばならない、というのだ。
それは、日本への恨みをこえた、中国の人々の思いがあったのだとする、その経緯には、蒋介石の、恨みに報いるに徳をもってせよ、の演説にさかのぼる、呼びかけにあった。

中国国民党の蒋介石によるラジオ演説 1954年8月 決して日本人民を敵とせず、敵軍のかつての暴行に報復を加えてはならぬ。中華民族の至高の伝統、与人為善、不念旧悪に誇りを持て。

日中国交正常化の交渉に周恩来首相 1972年 あの戦争の責任は、一握りの軍国主義者にあり、一般の善良な日本人民はその犠牲者である。中国人民と同じ犠牲者に対して、莫大な賠償金を強いるべきでない。

コラム子は言う、戦没者への思いのあまり靖国参拝を公然化した小泉首相には、日本への恨みを越えた中国の人人への思いがあったか、と。

反日を呼び起こす日が、中国では数回あるそうだ。
5月4日 愛国運動の記念日 1919年におきた5・4運動 7月7日 抗日戦争記念日 盧溝橋事件 9月18日 柳条湖事件 12月 南京大虐殺の日 など。

日本の一部には誤った判断があるとして、識者の指摘するところでは、人民を刺激し、安定団結を破壊すれば中国の発展を牽制できる、と、この判断には、靖国参拝、台湾、歴史教科書問題、中国脅威論の対中強硬政策を見ることができて、強硬な態度は日本側が先だとする意見だ。


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