BLOG 思い遥か

日々新たなり/日本語学2020

すす払い

2019-12-16 | 日々新た

すす とは何だろうと、煤は建築物の天井などに溜まる細かい埃のことと思っていて、この文字を見ると、どうもそれだけではない。有機物が不完全燃焼を起こして生じる炭素の微粒子という説明に、>室内の照明に油脂やロウソクを使用したり、暖房に囲炉裏や暖炉を使うことで、すすが室内に溜まるのが日常であった ウイキペディアのこの項には、>すすは自動車や工場の排気にも含まれ、あらゆるものに降り注ぎ、時に洗濯物を汚したり汚濁の原因となるので嫌われる とあり、ろうそくの火から廃棄に含まれる物質と、さらには、>単体の炭素には毒性はないがPAHは発癌性も持つものが多く人体に有害 と記述があると、時代をさかのぼって、すす払いの知恵に思いをいたすことになる。そんなふうにまでは、考えたかどうか、しかし、有機物の不完全燃焼によって生じる炭素の黒い微粒子、煤煙とほこりが一緒になって天井などについたもの、と、煤色からカーボンブラックまで連想していくと、燃焼物の副産物には人々の生活にかかわり深い。すす払いの話題は、正月のことはじめになるか、農業の暦に対してどうだろうかと、思った次第である。

https://maminyan.com/shogatsu/know/post-40.html
「松迎え」
「正月事始め」
宣明暦で、12月13日は「鬼の日」
  江戸時代に幕府で江戸城の大掃除をこの日に始める



https://www1.gifu-u.ac.jp/~edkagaku/sato/particle/susu.html
大気中微粒子の観測 - すす


漢字ペディア

「煤」から始まる言葉
煤(すす)
煤ける(すす-ける)
煤籠もり(すすごもり)
煤竹色(すすたけいろ)
煤払い(すすはらい)
煤煙(バイエン)
煤炭(バイタン)



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