BLOG 思い遥か

日々新たなり/日本語学2020

R41210 あの戦争

2022-12-10 | Weblog

R4年12月10日 晴れ 15℃  晴れ あの戦争 
   
ウクライナ戦争
ロシア・ウクライナ戦争
プーチン戦争
ウクライナ侵略
ウクライナ侵略戦争


「大東亜戦争」が消えた岸田政権
>江藤氏のひそみにならえば、大東亜戦争をめぐる「パラダイムの組み換え」は政治の場で完成しつつある。
(杉本康士)


https://www.sankei.com/article/20221209-ERZARCN7CRMURCQIBX5TMGW6M4/
>防衛省のシンクタンク・防衛研究所が5月に発表した『ウクライナ戦争の衝撃』を取りまとめた際は、執筆者の間で戦争の名前をめぐり意見が分かれたという。2月から始まったロシアによるウクライナ侵攻を「ウクライナ戦争」と呼べば、ウクライナの内戦のように受け止められてしまう。ならば「ロシア・ウクライナ戦争」と表記すべきではないかという声が上がった。

結局、防衛研究所の書籍では分かりやすさを優先して「ウクライナ戦争」が採用された。関連書籍を見渡すと、やはり「ウクライナ戦争」が多い。だが、「ロシア・ウクライナ戦争」や、プーチン露大統領の侵略性を強調した「プーチン戦争」「ウクライナ侵略」「ウクライナ侵略戦争」も散見される。

日本において、もっとも見解が分かれるのは、昭和16年12月に始まり、20年夏に終わった戦争の名前だ。「大東亜戦争」「太平洋戦争」「第二次世界大戦」「先の大戦」「アジア・太平洋戦争」「15年戦争」-。同じ日本が戦った戦争でも、日清戦争や日露戦争、第一次世界大戦に関しては、ほとんど異論なく使われているのとは対照的に、さまざまな名前が使われている。

>「大東亜戦争」は日米開戦直後の昭和16年12月12日に閣議決定された。敗戦後の20年12月15日、連合国軍総司令部(GHQ)の「神道指令」で「国家神道、軍国主義、超国家主義ニ緊密ニ関連セル」として、公文書での「大東亜戦争」の使用を禁止した。

GHQ民間検閲局の検閲でも「大東亜戦争」は「英霊」などと同様に「避けなくてはならぬ」とされた。『閉ざされた言語空間』でGHQによる言論統制の実態を解明した批評家の江藤淳氏は「用語の入れ替えは、必然的に歴史記述のパラダイムの組み換えを伴わずには措かない」と看破した。


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