BLOG 思い遥か

日々新たなり/日本語学2020

表記と書記

2021-09-22 | 日本語学2021

表記行動は学術語である。
表記と書記と対にすると、次を書いている。
 .書記と表記と  日本語表記論3
  2013-08-19 | 現代日本語百科

キーワードに、あがっているのは、次である。
 書記日本語とは
 書記言語とは
 表記とは
 書記体系とは
 文字表記とは
 表記体系とは

この議論は書記言語と文字表記の区別にあって、難しいところがある。論はここにはじまり、ここで独擅場にある。
正書法、現代仮名遣い、そして送り仮名の原則など、日本語では文字論にある分野となるか。

電子計算機による国語研究 = Studies in Computational Linguistics (10), 142-168, 1980-03
国立国語研究所
表記行動のモデルと表記意識
A model of writing and the consciousness of writing system
>日常生濡で行われる具体的な表記行動のいくつかをあげてみよう。
 (1>iヨ記やB誌をつける。
 (2)手紙や報告書を書く。
 (3)新聞や会報誌などに投書・投稿をする。
 ㈲講義をノートする。
 ㈲ 電話や会議の内容をメモする。
 (6)書類・書物の一部を転写する。
 (7)書類・書物の内容を要約する。



表記行動のモデルと表記意識 - COREhttps://core.ac.uk › download › pdf
PDF
佐竹秀雄 著 · 被引用数: 3 — 表記行動のモデルと表記意識. [JILL. はっき. 佐竹秀雄. 1. はじめに. 日本語には正書法がないといわれる。事実,一つのことばの表記が,それを.
28 ページ

CiNii 論文 - 表記行動のモデルと表記意識 - CiNii Articleshttps://ci.nii.ac.jp › naid
佐竹秀雄 著 · 1980 · 被引用数: 3 — 表記行動のモデルと表記意識 A model of writing and the consciousness of writing system. 佐竹 秀雄 · Hideo SATAKE. 著者. 佐竹 秀雄 · Hideo SATAKE. 収録刊行物.

kkrep_067_08.pdf
kkrep_067_08.pdf (1.18MB) [ 112 downloads ]
OAI-PMH BIBTEX SWRC WEKO EXPORT PRINT PREVIEW
JaLC DOI info:doi/10.15084/00001308
タイトル(英) A model of writing and the consciousness of writing system
アイテムタイプ 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper
言語 日本語
著者 佐竹 秀雄 / サタケ ヒデオ
著者(英) Hideo SATAKE
出版者 国立国語研究所
雑誌名 電子計算機による国語研究
雑誌名(英) Studies in Computational Linguistics
巻 10
ページ 142 - 168
発行年 1980-03

#2391. '''表記行動'''http://user.keio.ac.jp › ~rhotta › hellog
2015/11/13 — 『日本語百科大事典』 (p. 310) に挙げられていた「表記行動の過程」と題する図に興味をひかれた.以下に,ほぼ忠実に再現しよう.
> 表記するという行動,表記が生み出されてくる過程には,図のような様々な参与者や要因が関与する.この図は,表現(左下)が表記(右下)として出力されるまでの過程を示したものである.この過程の中心には,当然のことながら,書き手である表記主体がいる.表記主体の下にある表記記号は,文字体系を構成する文字や補助符号などの要素であり,表記主体はそれによって制限を受けることがある.例えば,常用漢字のみを用いるとか,アルファベットの小文字のみを用いるなどの条件である.同じように,表記主体は表記手段によっても影響を受ける.表記手段とは一般には筆記用具の類いを指すが,近年の電子的なタイピングなども含む.これによって,字形や書体の選択や,表記のありようなどが変わることがある.
 枠の外にある表記体系とは表記規則の集成であり,これによっても,当然,表記は影響を受ける.また,文脈・場面・状況も,表記主体がどの表記記号や表記手段を用いて表記を行うかに関与する.例えば,正式な手紙であれば楷書体で筆を用いて書くとか,くだけたメッセージであれば略記を多く含めた電子メールを書くなどの TPO の考慮のことだ.しかし,最終的に主導権を握っているのは,表記主体であることは間違いない.なお,「表記の決定過程」から「表現」へ矢印が戻っているのは,例えば,漢字や綴字が分からなくて,表現そのものを変えてしまおうというケースが相当する.
 表記体系や正書法がよく確立している現代英語のような言語においては,その分,表記主体に判断や選択の余地がないため,決定過程は比較的単純となる.一方,そのような標準的な規則が緩い現代日本語のような言語の表記においては,表記主体の主体的な決定が重要な位置を占める.日英語の表記の対照研究や,各言語の表記の歴史的研究において,「表記行動の過程」という視点を加えて考察するとおもしろそうだ.
 ・ 『日本語百科大事典』 金田一 春彦ほか 編,大修館,1988年


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