心の環境をデザインする K-happiness

未来を担う子どもたちが、いきいきと生きられるための人づくり・地域づくりの活動を紹介するブログ

心理カウンセラーになりたいあなたがまずすべきことは、自分がカウンセリングを受けてみることです

2020年03月31日 | チームカウンセラー

スクールカウンセラーとして仕事を始めて16年が経ちました。

そんな中で、

「カウンセラーになりたいがどうしたらいいのか?」

「カウンセラーの資格を取りたいが、どの資格がいいのか?」と聞かれることがあります。

 

私の考えを少し書いてみます。

 

資格や知識は持っていても、

自分が醸し出している空気感に気づけていないカウンセラーはたくさんいます。

 

人を寄せ付けない感じがあったり、

カウンセラーなのに人と関わるのが上手でなかったり、

すぐに心の病気に結びつけたがるような分析的な対応だったりとそれは様々です。

 

カウンセラーは、相手を安心させる空気感を持っていることがとても重要です。

それは、知識を学んで身につくものではありません。

日々の生活や人との関りを意識していく中で少しずつ身についていくものです。

 

心の動き(心のメカニズム)は全てに通じています(どんな場面でも共通性があります)が、

カウンセラー(カウンセリング)は万能ではありません。

だから、目標を絞って学び始めると良いと思います。

 

ゆくゆくあなたは、

心理学者になりたいのか→大学で学ぶ

病院等で心の病気の人のケアをしたいのか→病院勤務をする(臨床心理士、公認心理師)

生活などで困っている人に関わりたいのか→福祉関係(精神保健福祉士、公認心理師など)

心が弱っている人の助けになりたいのか→心理カウンセラー(認定カウンセラー、民間の資格でもOK)

子どものことで相談にのりたいのか→スクールカウンセラー(臨床心理士、公認心理師)

 

行政の相談機関で仕事をしたいのか→公的な資格(公認心理師)が必要な仕事と、資格がなくても相談業務をしている人もいます

自分で開業したいのか→民間の資格でOKですが、経営についても学ぶ必要があります

 

など、カウンセラーが 活躍できる仕事も様々です。

 

そんな中で、

まずあなた自身が、どうしてカウンセラーになりたいのかをじっくり考えてみてください。

 

人の相談にのりたい、資格が欲しいという人の中には

自分自身が解決できていない問題を抱えている場合が少なくありません。

 

本当に信頼されるカウンセラーになりたいなら、まずカウンセリングを受けてみることをお勧めします。

カウンセリングを受けたことはありますか?

まずは、ご自身で市の無料の相談機関を利用したり、お金を出してカウンセリングを受けてみてください。

そして、お金を出すに値するとはどういうことかを査定してみてください。

そうすれば良いカウンセラーと悪いカウンセラーがわかってくると思います。

そうすることで、自分が目指すべきカウンセラー像が少し見えてくるのではないかと思います。

 

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