前回、砂糖の摂り過ぎは、悪玉コレステロールの生成を促し排出を妨げるため、コレステロール値が高くなりやすいことをお伝えしました。今回は具体例を挙げながら解説させていただきます
【砂糖とコレステロールの関係】
砂糖の摂取量が多い人は、悪玉コレステロールの上昇と血中トリグリセリドの上昇が多いという研究結果が報告されています。
砂糖をとりすぎると、血液中の過剰なブドウ糖が血管を傷つける可能性があります。
【コレステロール値を下げるには】
糖質や脂質の過剰摂取に注意し、食物繊維や不飽和脂肪酸を意識して摂取してください。
運動習慣を身に付ける、禁煙することも参考にしてください。
【コレステロール値を下げる食べ物】
大豆製品(豆腐、納豆、味噌など)
キノコ、野菜、海藻類(食物繊維)
オリーブオイル、青魚(不飽和脂肪酸)
小豆のあんこ、きなこ、寒天(食物繊維)
【コレステロール値を上げる食べ物】
脂身の多い肉類(レバーやモツなど)
乳製品(バターやラードなど)
クッキーやチョコレート、ケーキ、アイスクリーム、菓子パン、スナック菓子など(マーガリン、ショートニング、バター、クリームなど)
これまでお伝えしたように、砂糖がコレステロール値を高くする大きな原因であることは間違いありません。
しかしながら、加工食品、外食などではかなりの量の砂糖が使われていることが多いです。
自分では砂糖を食べている意識は無くても、気付かないうちに砂糖の蓄積を起こしている可能性が高いと考えられます。
特にクッキーやチョコレート、ケーキ、アイスクリーム、菓子パン、スナック菓子は言うまでもありませんが、食パンにも砂糖が使われていることが多いのです。
食パンの味は砂糖の甘みがメインです。
5枚切りの食パンの場合、1枚約2.7g(4%)~5.3g(8%)です。角砂糖にして1個~2個相当です。
意外と知られていないものが「清涼飲料水」に含まれる砂糖の量です。
以下、厚生労働省のホームページから転記させていただきます。
さて、現代人の食生活では砂糖がたくさんカラダに入ってくることを理解いただけたでしょうか?
問題は食事制限が簡単ではないことです。
次回はその対策方法についてお伝えさせていただきます。
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