しまぬきを温めて 丹波布を織る

丹波の山奥、昔々の織物を温め(おさらいするの意味)ていきたいおばちゃんの織り物語

久しぶりの千切り巻き

2013年10月06日 16時58分02秒 | 作業



ようやく仮おさ通しをすまし、

千切り巻き突入!





うにゃうにゃと長い糸の束をドラムに巻いていきます。





15㍍整経したのでドラムいっぱいになるかと思ったけど、

糸が細いからか余ったわね。



整経の時に所々結んでずれにくくしていたひもがこれ。

9本くらいあるかな?

整経の後はあちこちひもだらけのいとたばです。



私の場合ここで金棒に通していきます。

箱千切りのロープに金棒を通し

平均に糸をならし、

これから、「畦返し」と呼ばれる作業です。





この写真では「おさ」が手前にあります





それをあぜ棒を手前に持ってきて





つまり・・・、今まで手前だった金棒が織り終わりにくるようにします。

で、四角い箱を竹で丸くしながら

長い糸束をまるめていくわけです。

そのときに丹波布では新聞紙を間に入れて巻き込んでいくのですが、





江戸時代なんぞ、新聞がないときは・・・・・・

推測ですが・・・平たくした竹だったのかも。

重たい千切り巻きだったろうなあ。

ま、推測の域を出ませんが・・・




で、ひたすら糸をとく櫛の音を聞きながら、糸束を揃えて、

長い糸束は




箱に巻かれました。

新聞紙の端を折らずにずぼらして、

康子先生に「端を折ってあるから、糸が落ち着くのよ」と

注意されたのを思い出すなあ。

正座ができず、足を投げ出してお行儀の悪い作業でした、

つかれたよー!!


ようやく、でかすぎる写真をちと小さくしました。

ここのところ、右目がほとんど見えないためパソコンが使いにくくて・・・

我が家には工房があるわけではないので家の中で広げての作業です。

カーペットや私の5本指靴下はご愛敬!おほほほほ。










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