コタロウとママのつれづれ日記

パピヨンコタロウとママの日々のあれこれ
そしてコタロウが命いっぱい生きた記録です。

ひとりで

2024-04-14 | 日記

コタロウを見送ってから私はよく泣いていた。

そして夜眠れなくなった。

疲れたら眠れるか、と何時間も歩き回って、

その散歩でも

この道をコタロウと歩いたな、と思って泣き

ここでよく匂い嗅ぎをしていたな、と思って泣き

飼い主さんと散歩しているワンちゃんを見かけては泣いた。

夕方公園に顔見知りのワンちゃん達が集まるので、それを避けるようになった。

くたくたに疲れて、あくびが出て、

今日は眠れるかも、とベッドに入ると目が冴えてしまう。

ベッドからコタロウのいる場所を見て、気配がしないか耳をそばだてて、泣いた。

ソファに座ってコタロウに話しかけるといつも泣いてしまう。

パン屋さんで、コタロウにあげられそうなパンを探していることに気づいて泣く。

泣き顔を隠すのにキャップを深くかぶって歩いた。

動物番組の録画予約を全部消して、見なくなった。

クローゼットを開けても、キッチンの引き出しを開けても、

どの部屋にもコタロウのものがたくさんあって目に入ると動悸がして泣いた。

自分でも驚くくらい いくらでも涙が出た。

 

お友達が私を励まそうと食事に誘ってくれたけど、行けなかった。

コタロウの話をすれば泣いてしまうし、全くその話に触れないことはやっぱり不自然だし、

誰かと会って笑うことはできないし、泣くことはしたくなかった。

 

今までは「たまには電話してよ」と言ってもなかなか電話をくれない母が

2日と空けずに電話をくれる。

そして必ずコタロウの話をして、私より先に泣きだす。

ひとりになった私のことが心配だと言って泣く。

こらえきれずに私も泣いて、これが続くのもツライなと、

カラ元気でも見せないといけないかなぁと思ったりする。

 

どんな言葉をかけてもらっても上手く受け取れない気がして人と会えない。

私の気持ちをいくら話しても本当にはわかってもらえる気もしない。

だからきっと、ひとりで浮かび上がるしかない、と思う。

 


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