染め分けた不定形な場に、刺繍と摺箔(すりはく)、絞り技法などで四季の草花などの小柄を埋め尽くすように配したものを慶長(けいちょう)の文様形式といいます。慶長年間(1596~1615)を含む江戸時代初期に盛んに行われました。慶長小袖は別名、地無し小袖ともいわれ、桃山小袖の平明さとは異なり、暗くて重厚な色調と細密な文様の表現が特徴とのこと。
写真は、「本紫紗綾形地雲草花模様辻が花訪問着」という名で衣箱のサイトに出品されている慶長文様のお着物です。落ち着いたお色ながら、春を感じさせる華やかな図柄が目をひきます。
参考文献:きもの文様図鑑 木村孝氏監修 美しいキモノ205号付録
写真は、「本紫紗綾形地雲草花模様辻が花訪問着」という名で衣箱のサイトに出品されている慶長文様のお着物です。落ち着いたお色ながら、春を感じさせる華やかな図柄が目をひきます。
参考文献:きもの文様図鑑 木村孝氏監修 美しいキモノ205号付録