衣箱の広場  和物を楽しむ暮らし

せわしない日常でも、日本的なものを大切にしてふっとなごみましょう。。

落語のCD

2006年02月27日 | 落語ほか
体調を崩してからよく聴くようになったのが落語のCDです。
入院しているときには消灯時間が午後9時とめっぽう早く、ただベッドに横たわっているのが退屈なときに、ひそかにポータブルCDプレーヤーで落語のCDをかけて楽しみました。

歯切れのよい粋な言い回しに気分も軽くなり、人情話にはときとして涙を流し、ビジュアルなしで自分の想像をかきたてられるため結構アタマが疲れて、心地よく眠りにつけるという芸の奥深さにひきこまれました。

中にはCDではわかりにくいオチのある(笑いがどっと入っているので、きっとしぐさがおもしろいのでしょう)ものや、よく意味がつかめない(昔には共通概念だったものを聞き手である私が理解できていないため??)と感じることもありますが、総じて笑えるので健康にはとても良い効果があるように思えます。

今日は古今亭志ん生師匠の「品川心中」と「大津絵(江戸の四季)」そして「つるつる」を聴きました。解説を読んで、志ん生師匠は、落語家になる以前、下谷御徒町にて鼻緒屋に奉公しながら近所の稽古屋に通いながら唄を学んだそうです。
こんなおもしろい鼻緒屋さんがいたら、なじみになって下駄をたくさん作ってしまいそうですね。





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