衣箱の広場  和物を楽しむ暮らし

せわしない日常でも、日本的なものを大切にしてふっとなごみましょう。。

衣更(ころもがえ)

2005年05月10日 | 着物
江戸時代は四月一日に衣更をしたそうで、冬の間に着ていた綿入れから袷に着替えるとのこと。

  「かしこげに着て出て寒き袷哉(あわせかな)」

四月初旬にはまだ寒い日が多いのですが、粋を好む江戸っ子は、たとえ寒かろうと袷を着て出かけた、という様子を詠んだ川柳です。

袷は裏地のついた着物で、四月一日から五月四日までと、九月一日から八日まで着たとのことです。随分細かく決まっていたんですね。夏になると裏地のつかない単衣を着ます。

もうそろそろ衣箱のオークションサイトも単衣や絽の着物、浴衣などを出品していきたいと思っていますので、どうぞよろしく!

参考文献:川柳で読み解く「お江戸」の事情

最新の画像もっと見る