一人山行

長野県の山を中心に一人で山行した記録や感想や
その後大阪富田林に戻っての近郊の記録

2010年4月17日18日八方池山荘に泊まり唐松岳目指す二日目

2010年04月21日 | 北アルプス
夜中3時頃から強風が吹き出し、風の音と同室の人の鼾でなかなか寝付けなかったが耳栓を取り出し付けて寝る。

5時に起きるが夜中からの風が一向におさまらず外は晴れているものの雪煙が舞っていて吹き抜けていた。

写真を目的とする人は強い風の中、外へ写真を撮りに行っていたがすぐに戻って来ていた。

食堂でパンとバナナを食べてどうしようか悩むが、表に出ると今にも吹き飛ばされそうで、とても上に行けそうではなかった。

布団に潜りなおして風を止むのを待つが、段々テンションが下がってきていた。

7時頃、気をとりなおし折角来たので登れる所まで行こうと思い準備をする。

風は強いが晴天で昨日見えなかった白馬三山や五竜岳、鹿島槍ヶ岳はくっきり見えて白馬鑓ヶ岳の上を通過する飛行機が白い線を引いて何とも綺麗な光景を見ることが出来た。



ただこの時期なので要らないと思って目出帽とゴーグルを置いてきたのは失敗で、表に出た途端に雪煙が顔を直撃し鼻や頬が痛くなった。

せめて石神井ケルン辺りまでと思って登ろうと思うが風でバランスが取りづらくこのまま行っても仕方がないと思い、早々に敗退することにして山小屋へと逃げ戻った。

この強風の中、何人かは果敢に登って行ったようだ。

山小屋でテレビを見たり過ごしている内に9時前にはリフトが動き出し、続々と山スキー・山ボーダーの人達が支度をして上へ登っていく。

この時間から登っても1時までには登頂出来そうだが帰りには今は締まって歩きやすい道も下山する頃には腐れ雪となって往生するのが予測出来たので今日の山行は止めることにした。

ただ折角来たので不帰の険は見て帰ろうと思い、まだ収まらない風が吹く中、山荘を後にして再び登り始める。

石神井ケルンからトイレを過ぎた辺りからは風の通り道になり一段と強く感じ、八方山を登って八方池に近くに来た時は身体が飛ばされそうな風がふきぬけていてケルンの風下側には4.5人風を避けて休んでいた。


ここからは丸山の右手に唐松岳の山頂と不帰の険の稜線が見渡せたので、しばし佇み今日はここまでとして折り返すことにした。


小屋まで下ると今までの風は無く、スキーヤーが賑やかにリフトから次々上がってきて白馬三山の風景を楽しんでいた。

小屋も素通りし、リフトには乗らずゲレンデの端を通って一気にウサギ平へ下った。


ウサギ平で一服してから荷物を整理し、ゴンドラで麓まで一気に下り、白馬駅近くの白馬飯店でえび入り炒飯を食べて、教えてもらったみみずくの湯に行き温泉に浸かったが、露天風呂からの山の景観は素晴らしかった。


白馬岳の代掻き馬らしき雪形が見てとれたが、白馬の名前の由来というには黒いのは何故だろうか。


温泉でのんびりした後、長野マラソンも終わっていた時間なので、長野経由でゆっくり地道で佐久へと戻り、山に登ればいつものコースでそばよしで天ざるソバを食して帰った。
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