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東武佐野線沿線CITY-GUIDE 〔カテゴリーからお入り下さい〕

こならの森125号

2008-05-05 | 101号~200号
       ■こならの森125号■1998.9発行

表紙 「コスモス」

C・o・n・t・e・n・t・s

■こならの森10月号■

3p としこの巻頭詩
4p ヤンバル・お店紹介精進料理『堯心亭』
5p 結婚しました@
6p 安佐の名所クイズ
7p タウン・色々情報『有鄰館・芸術祭』他
8-11p JC・ルネッサンストーク国際ソロプチミスト 佐野 会長秋山定子さん
12-19p 特集 絵本の町と絵本美術館
20-21p THE・ショート『夏は終わらない』
22p 辛口映画評『キリコの風景』
23p 書評・絵本紹介
24p タウン情報
26p インフォメーション98
28p 協賛店・MAP
30p こならの森から
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【本文抜粋記事】

JC・ルネッサンストーク
国際ソロプチミスト 佐野
出席者■PROFILE

会 長 秋山 定子さん
     1983. 1.22入会
副会長 影澤 玲子さん
     1983. 1.22入会
R・C 片柳 展代さん
     1993.12.20入会
C・S 田中 和美さん
     1991. 4.22入会

ソロプチミストとは……
 常に先を見通し、力強くダイナミックに発展を続ける奉仕団体です。専門職を持つ、または管理職にある女性たちが組織し、地域社会や世界のあちこちでいろいろな形の奉仕を最善を尽くして実行しています。また国連においては、経済社会理事会(ECOSOC)のカテゴリーの諮問的地位を認められ、国連特別機関の会議に代表を派遣することができます。

@中田 今年、ソロプチミスト佐野が設立されたわけですが、そのいきさつを簡単にお話ししていただけますか。

□秋山 まず、足利にソロプチミストができたのが十五年前なんですね。私たちは足利のクラブに設立当初から入っていまして、足利も十五年経つのだから、そろそろ子供をつくりたいということで、足利がスポンサーをして佐野にクラブをつくったんです。認証式は六月四日ですが、実際に準備会が始まったのは去年の七月頃からですね。佐野につくろうかという話は二年くらい前から出てはいたんですが、その時は時期尚早ということだったんです。たまたま今年は佐野市制五十五周年ということですので、それに合わせてということもあってできたわけです。

@中田 佐野にできる前は、佐野の会員が足利に行って活動されていたのですか。

◇影澤 足利に入っていた時には、足利クラブではあるけれども会員の三分の一は佐野の人でしたので、佐野に対しても同じように奉仕をしなければいけないというクラブの姿勢があったんですね。たとえば植樹にしても、足利に二十万、佐野に十五万というように、必ず同じ事業を両地区で行なっていまして、平等に奉仕をするという意識でやっていたんです。ですから、事業は同じようにやっているのだから、佐野にクラブがなくてもいいんじゃないかなという気持ちは持っていたんです。ただ、足利クラブも十五周年を迎えますし、ちょうど佐野市も市制五十五周年を迎えるということで、佐野の市長さんからもちょうどいい時ではないかというお話しもありましたし、新しく発足させようということになったんです。私共も足利に行くより、地域にあれば活動も楽ですしね。それで、最初は足利クラブから十一人移籍したんです。

□秋山 それから新しい会員を募りまして、十九人入っていただいて、合計三十名で発足しました。若い方にたくさん入っていただいたんですが、若い方はのみ込みは早いし、やる気はあるし、動きも早いですから、今のところはすごく順調にいっています。

@中田 ソロプチミストは、組織としてはかなり大きいわけですが、全国大会なども行われるのでしょうか

□秋山 以前は全国大会をやっていたんですが、今は、日本北、日本東、日本中央、日本西、日本南の五つのリジョンに別れてやっています。佐野クラブはその中の日本東リジョンに入っていまして、その日本東リジョンの九十二番目のクラブになります。

@中田 今、全国で何人くらいの会員がいらっしゃるんですか。

□秋山 日本国内で一万五千人、全世界で九万五千人くらいです。

@中田 ソロプチミストの目的といいますか、どういったことを地域に対して行なっていきたいとお考えですか。

□秋山 国際ソロプチミストが最初にアメリカでできたのは一九二一年ですから、今年で七十七年になるんです。目的としては、仕事を持っている女性、管理職にある女性が、地域社会に対して奉仕を行なう団体ということですので、やはり奉仕を行なっていきたいと考えています。

@中田 奉仕団体ということですが、分野としてはどんな奉仕を目指しておられますか。

□秋山 ソロプチミストは国際的組織ですから、大きくは国際連盟として、また日本東リジョンとしての奉仕プログラムがあり、エイズの問題、識字活動、ユニセフ、ユネスコ、難民救済、各種の表彰、その他災害に対する救援等々、巾広く行なっています。まず、ソロプチミスト佐野の地域的な範囲ですが、佐野、田沼、葛生、岩舟、藤岡となりまして、岩舟がソロプチミスト栃木との共有ということになります。事業としては、これから広げなければならないことはありますけれども、今まで足利でやっていたものですから、とりあえずは、佐野地区については足利からの事業を引き続いてやりましょうということになっています。現在やっているのは、女子高生の奨学生制度が各学年一名。それと植樹ですね。これは運動公園で毎年やっています。それから佐野女子高にS(サービス)クラブという奉仕クラブを認証しましてそのお手伝い、老人ホームの慰問などをやっています。

奨学生制度とボランティアの援助

@中田 今年のメインの活動といいますと何になるのでしょうか。

○田中 やはり奨学生制度ですね。学校は四月に始まりますね。ですから、九月頃にまず教育委員会にお話しして、校長会に出していただいて説明会をします。それまでに募集要項などの準備をしておくわけです。そして各中学校の校長先生の推薦で資料が上がってくるわけです。資料を委員会で検討しまして、理事会にかけて、例会で決定するわけです。

◇影澤 そして試験を受けてもらって、合格した人を採るわけです。今まで足利では一学年二名ずつ採っていたんですけれども、佐野にクラブができるのだから、佐野地区で一人どうしても採りたいということで始めたわけです。

○田中 奨学金の額は月に一万円で、これは返済なしです。その他に入学祝い金が二万円、卒業祝い金が一万円です。この奨学生制度を続けていくためには、やはり資金が必要になりますので、それを調達するために今までチャリティーゴルフをやっていたわけです。青少年育成のための資金ということで、皆さんに協力していただいているということなんですね。

@中田 これは女子に限るんですか?

□秋山 女子高生に限っています。ソロプチミストは女性のクラブですから……。それと、もう一つ力を入れているのが、先程お話しいたしましたSクラブです。佐野女子校のボランティアのクラブがずいぶん活躍しておりまして、そこに助成金をさし上げて援助しましょうということなんです。たとえば、この前は保育園に行きまして、一緒に私たちもお手伝いをしてきたんですが、一ヶ所十人くらいずつに別れて三ヶ所に行きまして、女子高生が自分たちの手作りのおもちゃなどを持っていったり、お遊戯したり、一緒に遊んだりしているんです。そのおみやげの資金の一部などを私たちがお手伝いしているんです。それと、女子高生が老人ホームの慰問などもよく行くんですが、その助成としてバス代を出してあげたりということをやっています。

@中田 ボランティアというのはなかなか継続が難しくて、なぜ継続できないかというのは、資金的な問題というのがすごく大きいと思います。ソロプチミストのような団体で、ボランティアをやろうとしている人たちに、いろいろな形で助成されてくるとやりやすくなりますし、継続もしやすくなりますね。

□秋山 でも、我々はただ寄付をするということではいけないと思うんですよね。やはり何か事業をやって、そこに好きな人に来ていただいて協力していただくということが必要だと思います。

@中田 女性は仕事を持ったり社会に参加するということが、なかなかできないということがあるように思いますけれども、その意味ではソロプチミストが、女性がいろいろなものに参加できるようになるための団体になると思います。佐野でもそういうボランティアをやってみたいという方がたくさんいらっしゃると思いますが、そういう方に対して何かお言葉がありましたらお願いします。

□秋山 ある程度時間のある方じゃないと無理かもしれませんが、奉仕に関して理解のある方にどんどん参加していただきたいなと思います。まだまだ佐野ではソロプチミストに対する理解度は少ないんじゃないかと思いますが、何か私たちの行なう行事に、たとえば佐野の国際交流フェスティバルでお茶席を設けたり、外国人のためのバザーをやっていますので、そこに参加していただければ理解してもらえるようになるんじゃないかなと思います。

○田中 それとソロプチミストのメンバーが活動するためには、やはりご家庭でのご理解がないといけないですからね。
@中田 そうですね、青年会議所でもそうですから。

□秋山 青年会議所の方にも今後ともご協力いただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

@中田 こちらこそよろしくお願いします。


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