２００６年１月４日。
この日の予定は、
２年越しの念願だったキラウエア・イキのトレッキング。
どんな体験ができるのか、日本を出発する前からとても楽しみにしていました。
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ロッジのレストランで朝食を終えた後、
天気の予想をしてくれたウェイトレスの言葉（キラウエア・ロッジ③の話）を信じ、
私たちは雨具を持たずにロッジを出発です。
一応、車に乗る前に、車体の下を覗き込んでみました。
キラウエア・ロッジには猫たちが沢山いて、
自動車の下で寒さを凌いだりしているので、
運転する前に猫が隠れていないかチェック。
猫はいなかったので、早速車に乗り込み、出発！
Old Volcano Rd. から Hawai'i Belt Rd.(11号線)に出て、
ハワイ火山国立公園入り口へ向かいます。
キラウエア・ロッジのあるボルケーノ・ビレッジからは、車で数分の近距離。
午前８時４０分、パーク・エントランスに到着。
入場料１０㌦（車１台）を払い、
１週間有効のチケットになる領収書とガイドマップを受け取り、
公園内へ。
キラウエア・イキへ行くには、ゲートを抜けてすぐ左折すれば近いのですが、
せっかくなので早朝のハレマウマウ火口をまわってみる事に。
クレーター・リム・ドライブ（Crater Rim Dr.）を反時計回りに進みます。
車はジャガー・ミュージアムを過ぎ、ハレマウマウ火口へと下っていきます。
青く澄み切った空に、はるか遠くまで見渡せる広大な景色。
車を運転しながら、爽快な気持ちに。
あまりに気持ち良かったので、車を停めて降りてみることにしました。
ドアを開けて外に出ると、たちまち心地良い朝の空気に包まれ、
思わず深呼吸。
女神ペレの住処だけに、
何か目に見えないエネルギーが体の中に入ってきたような気に・・・。
しかも、この時、キラウエアの雄大なパノラマの中に立っているのは、
私たちふたりだけ。
「なんて贅沢な瞬間なんだろう！」と、感動もひとしおです。
道路の反対側には噴石が無造作に転がっています。
まるで月面を思わせるこの景色に驚くと同時に、
これらの石を降らせたペレの力にも畏怖を覚えます。
喋ることも忘れ、朝日に映えるキラウエアの景色に暫し見惚れた後、
いよいよキラウエア・イキを目指しました。
クレーター・リム・ドライブを東へ。
道はやがて、緑多い原生多雨林へと入っていきます。
それまで、黒と灰色だった溶岩大地の景色から一変、
アスファルト道路の両側には、緑が押し寄せるように生い茂っています。
車の窓を開けると、にぎやかな鳥のさえずりも聞こえてきます。
右に左にハンドルを切りながら森の中を走り続け、
ついに２年前に訪れたサーストン・ラバ・チューブの駐車場に到着。
この駐車場の脇からトレイル・ルートが始まっています。
駐車場にはすでに３台ほど車が停まっていました。
私たちも車を停め、
早速リュックを背負い、トレッキング開始！
・・・つづく
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