Ali'i Drive Breeze

The Big Island
ハワイ島で体験した思い出を写真とともに綴る旅日記

ハワイ島旅行2019 コナ国際空港&ハーツレンタカーにて

2019年11月06日 | 北コナ地区

8/30(金)午前10時20分(ハワイ時間)

【Kona International Airport コナ国際空港】
予定より5分ほど遅れてランディング。
ついに、懐かしい空港に到着。

JALの成田~コナ路線が途絶えた数年の後、
ハワイアン航空が悲願の羽田~コナ直行便を就航させ、
利益が見込めると踏んだJALが(推測)再び成田発の直行便を就航させたことで、
こうして訪れることができたコナ国際空港。
機窓
から見える景色は、以前と変わっていないことが嬉しかった。

アナウンスに従い、機内からタラップへ一歩踏み出した途端、
暑い!当たり前だが、暑い!

そして懐かしい、実に懐かしい入国審査の場所へ。

が!!!
以前は遊園地のアトラクション待ちみたいに並んで待ったものだが、
いきなり、自動認証器の前に立たされる。

確か、ESTA取得後、2回目以降の入国審査は、
この自動認証ですんなり入国できるようになったはずだが、

私たち夫婦は久しぶりのESTA取得および渡米。
指紋認証および顔写真を撮影されても、当然パスできず。
NOT PASSのプリントを持って、結局以前同様の入国審査へ。


有難いことに、いかつい男性の係官ではなく女性の係官のところに誘導されたのがせめてもの救い。
彼女の質問ひとつひとつに、"Sightseening!"  "Nine days!"  "Hilo Seaside Hotel!"と答え、
「食べ物は?」の質問には、"No Food!"と、きっぱり答えた。
(もちろん、スーツケースの中にはサトウのご飯と、乾麺類が入っている。)
そしてもう一度、指紋認証、さらにカメラにも顔を撮られ、まさに二度手間。

それでも、入国審査にパスし、スーツケース二つを受け取り、荷物検査へ。

何事もなく無事屋外へ。
レンタカーのピックアップは午前11時に予約してあるので、早めに済ませたかったが、
結局予定時刻を過ぎて、ハーツレンタカーのオフィスへ。


【Hertz ハーツ・レンタカー】

ここで、この旅最初の大波乱が!

ハーツで借りるのは、これが初めて。
あらかじめ日本でゴールド会員になりネットで予約。
今回はSUVを借りることにしていた。

ピックアップバスから降り、受付カウンターへ。
会員番号の書かれたカードを差し出すと、
年配の女性がPCで照会し、手書きで#82と書かれた小さな紙切れを渡された。

こちらとしては、日本の免許証と国際免許、クレジットカードまで手元に用意していたが、

予約したクルマが、82番のところにあるから、そこで乗って出発しなさいとのこと。
(え?!たったそれだけ?)
訝しみながらも、指示された場所へ行くと、ありました!
予約したSUV・・・が!?

「でかい!でかすぎる!!」
確か、予約したのはStandard SUV の Chevrolet Equinox(5人乗り)または同等クラスだったはず。
だが、82番に停めてあるのは、どう見てもそれ以上のサイズ。
Premium SUV Chevrolet Suburban (7人乗り)だった!

「ほら、やっぱり大きいじゃん!」と、
ぼくがSUVを予約すると言ったときから、クルマが大きすぎるのではないかと危惧していた妻。
「いや、このクルマはスタンダードサイズじゃないでしょ!アップグレードされたんだよ、きっと。」
確かに、あらかじめLDW,LIS,PAI/PECさらにFPOもすべて含んで予約したが、
だからといってこのアップグレードは、ぼくにとっては有難迷惑の極み。

とりあえず、スーツケースとキャリーケースをトランクに積み込み、運転席に。
だが、クルマに乗り込むというより、座席によじ登る感じだ。
日本人としても決して背が高いほうではないぼくとしては、乗り込むのさえ一苦労。
(ぼくよりさらに小さい妻は言うまでもない。)
それに、これまでこのサイズのクルマを運転した経験がまったくない。

しかも、ハンドル周りのレバーが、どれがどれやら。
焦りながらも、一つ一つ確認。
左ハンドルなので、ウィンカーとワイパーレバーが左右逆なのは確認。
サイドブレーキのレバーが無いということは、
足元の左端にあるのがフットブレーキだということは分かった。
そして、シフトレバーは・・・?
「どこだ?どこに・・・」徐々に焦りがつのりながらも、
シフトレバーがワイパーレバーの後ろ、ハンドルに付いていることに気付いた。
「このシフトレバーの位置は、馴染めないなぁ~!」
クルマを運転する自信のバロメーターが、どんどん減っていく。

それでも、覚悟を決め、座席横に無造作に置いてあるキーを拾い、
クルマのエンジンをかけ、バックで方向転換し、
ゆっくりと出口のゲートへ。
「いやぁ、これから9日間、このでかいクルマを運転するのかぁ!」
実際に動かしてみて、自信のバロメーターは一気に0%。
精神的には、もうパニック寸前。

出口で、前方の車が一旦停止し、ゲート脇のスタッフと二言三言交わし、出て行った。
次に、ここまで来てと手招きされ、クルマを進めて一旦停止。
すると女性スタッフにペーパーを見せてと言われた。

"Paper?"
"Yes, Papar!"
彼女は盛んにペーパーと言うのだが、ぼくが受け取ったのは#82と書かれた紙切れ一枚しかない。
「これの事?」と見せるも、当然違うようだ。
訳が分からないままプリントアウトしてきた予約表を見せるも、
それは日本語で書かれているため、彼女には分からないようだ。

そこへ、老齢の日系人スタッフが来て、ゲート脇のボックスの中のPCを操作し、
なんとかしようとしてくれているのだが、結局なんともしがたい状況のまま。


その間、でかい車が出口をふさいでいるため、後続の車が入り口側へと誘導され、次々と出ていく。

額から背中から汗という汗が噴き出す中、
このままこのクルマを借りるのはリスクが高過ぎるし、そもそも出発することさえままならない。
(どうするんだ?どうすべきなんだ?ぼくはいったい?!ここで最善の決断とは?)
こちら同様、困惑している女性スタッフにぼくは意を決して伝えた。
"Chage the car. Size down, please!"

女性スタッフも、その方が良いと判断したのだろう。
「OK。こっちに来て」と、
一旦、出入り口脇へとクルマを移動。
この時、彼女の言うペーパーが、フロントガラス越しに見えたのか、
「これよ、これ。」と、助手席側から車内に手を伸ばしてきた。
それを持って、オフィスへ行けと言うので、とりあえず妻をそこで待たせたまま、
再びオフィスのカウンターへ。


そこにもう一人、老齢
の日系人スタッフがいて交渉を一緒にしてくれることに。

SUVで、サイズダウン、日本車はあるか?と問いかけてくれているが、
カウンターの女性スタッフが、日本車はないと答えている。
さらに交渉している会話を聞いていると、どうやらアップグレードされたというより、
スタンダードサイズのSUVが空いていないらしい。
あれこれ交渉してくれた結果、ジープならあるということになった。
もちろん否やはないので、

Jeep Wrangler Hard Topに変更。
たしか料金は、スタンダードSUVよりジープの方が高かったはずだが、
値段はそのままで、変更してくれた。
つまり、結局はアップグレードなのか・・・???
車種変更したペーパーを手渡しながら、
「ダイジョウブ、ダイジョウブ!」と、日系の老スタッフが笑顔でぼくを送り出す。

とりあえず、
Suburbanに積んだ荷物を下ろし、妻と二人でジープの元へ移動。

車体を見て、「こっちの方が、いいよ。やっぱり。」と、妻も安心したようだ。
それでも、ジープを運転するのも初めて!
が、車体が小さくなったことで、安心感が違う。

先ほどまでバクバクだった心臓も、ようやく落ち着いてきた。
荷物を積みこんだところで、いよいよ出発することに。



出口で、今度こそペーパーを見せると、
余程ぼくの表情が先ほどまでと違っていたのだろう、
女性スタッフが、「安心した?」と聞いてきた。
「勿論!」と笑顔で答え、いざ出発!

結果オーライ!
午前11時50分、ハーツレンタカーを出て、いよいよ旅のドライブが始まった。

まず目指すのは、クィーンズマーケットプレイス。
そこで、ランチを食べる予定だ。


Mahalo.



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