Ali'i Drive Breeze

The Big Island
ハワイ島で体験した思い出を写真とともに綴る旅日記

この一枚に感動!Ho'okenaのアルバム(ハワイアン・ミュージック)

2010年09月04日 | HOLO HOLO

今年1月にハワイ島を訪れた際、ターゲットのCDコーナーで購入した、
Ho'okena
Nani Mau Loa / Everlasting Beauty (永遠の美)


Nani Mau Loa: Everlasting Beauty (Dig)
 
Ho'omau Productions




4年前に訪れたことのあるハワイ島・南コナの町『ホオケナ』。
その地名がグループ名であることと、
ジャケットの写真が気に入って買いました。

日本に戻ってから、このアルバムを聴き驚きました!
男性4人のハーモニーのなんと力強く、そして美しいこと!!

全12曲を聴いているうちに感じたのは、ハワイの風と魂。
まるで、心地良くハワイに染められていくかのようでした。

アルバムは、
波の音と夜明けを告げる鶏の鳴き声をバックに、
『ホオケナ』の地への敬意をこめたチャント
「MELE HO'ALA NO HO'OKENA」からはじまります。

2曲目の「‘ELEU MIKIMIKI」と4曲目の「MAUNALOA」は、
フラを知らなくても思わず踊りたくなるようなリズミカルな楽曲。

「ROSE LAU LI'I」 「MOANIKE‘ALA」 「NANI WALE KU‘U‘IKE」など、
休日の午後に、カウチに寝そべって、いつまでものんびりと聴いていたくなる心地良さ。

新曲「NANI MAU LOA」は、
彼らの友人の結婚式にインスパイアされて作った曲だそうで、
これから結婚を控えている人には、披露宴でのBGMに絶対お薦め!

                  

「KA NI'O O MALEKA ‘AILANA」は、古典でありながら、
ハワイ出身のB・オバマ大統領へのトリビュート・ソングとして、大統領の演説をアレンジ。

 
  HANOHANO HELUMOA の歌詞

そして、何より驚いたのは、ラストの「FRIEND」。
なんと、安全地帯の「Friend」を歌っているのです。
しかも、日本語で!!!

まったく予想外だったことに加え、
歌詞の一音一音を大切に、丁寧に歌われるその美しいハーモニーに、
不覚にも涙がこぼれそうになりました。

(ミュージシャン玉置浩二の才能にも、改めて感動。)
もう、素晴らしいの一言に尽きます!

じつはこのアルバムが、
52回グラミー賞ハワイアン・ベストアルバムにノミネートされていたことを後で知りました。

さらに、
2010年ナ・ホク・ハノハノ・アワーズでは、
グループ・オブ・ジ・イヤーほか、

アルバム収録曲「HANO HANO HELUMOA」がハクメレ賞(ハワイ語作詞賞)を受賞し、
さらに、ハワイ語パフォーマンス(発音)賞と3賞を受賞!!


そんな実力十分の彼らの経歴を知って、これがまたちょっと驚きでした。
なんと、本業が別にあったのです。

メンバーは、マヌー、ホレス、グレン、クリスの4人。

マヌーは、
1986年からグループを率いてきた、ウクレレ奏者です。
ヘルモアのロイヤル・ハワイアンセンターの文化ディレクターで、
ハワイ語や文化的資源の、作曲、編曲、詠唱者、振り付け師、
プロデューサー、作家として、認められています。

ホレスは、
ケアリー・レイシェル、ライアティア・へレム、
そしてホオケナの3枚のアルバムでアレンジをし、3度グラミー賞にノミネートされています。
でも、普段は米国郵便サービス(空港支店)の機械選別オペレーターとして勤務。

クリス・カマカは、
ベーシストであり、
名前の通りあのカマカ・ウクレレの3代目にして製造責任者。

グレンは、
KA’EOのリードヴォーカルとして、
1985年にナ・ホク・ハノハノのソング・オブ・ジ・イヤーを受賞。
1987年には、カメハメハ学校の同級生とTHE PANDANUS CLUBも結成。
ホオケナのメンバーとしても20年活動していますが、
職業は、真珠湾海軍造船所の常勤の従業員。

そんな彼らは、こまれまでにホオケナとして10枚もアルバムを発表しているのです。

いずれにしても、
アルバム『Nani Mau Loa / Everlasting Beauty (永遠の美)』は、
本当に素晴らしいです。
ハワイアンソングが好きなら、必聴の価値あり!!

Me ka mahalo!



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。