京都の闇に魅せられて(新館)

京都妖怪探訪(62):宝鏡寺・人形供養祭(その2)




 前々回前回の続きで、“京の人形寺”宝鏡寺についての記事です。

 人形供養祭の第2部、琴の演奏と舞の奉納です。



 前回の供養祭・第1部が終わりまして、参加者は第2部が行われる本堂へ向かいます。





 もちろん私も。

 宝鏡寺は、人形供養祭や人形展開催時といった特別な行事以外は非公開という場所です。
 さらに公開時でも、一部特別に許可された場所以外では撮影が禁止・制限されているという場所でもあります。
 今年春の人形展に訪れた際にも、使者の間で一枚写真を撮れただけという有様でした。
 もっともそれも無理はないかもしれません。
 境内には、伊勢なでしこなどの貴重な植物や、襖絵などを含む貴重な文化財がたくさんあるのですから。


 ただ今回‥‥人形供養祭の奉納舞の時のみは、舞の様子と共に、本堂内での撮影を特別に許可されました。
 以下に紹介する写真の背景に移っている本堂内や襖絵などは、通常では写真撮影することも、それをネットで公開するなどということもできない、実に貴重なものなのです。
 それを私の拙い写真で読者の皆様にお見せするというのは、ちょっと申し訳ない気がするのですが‥‥。

 それでも、続きいきます。


 まずは、琴の演奏が奉納されました。






 その次に、いよいよ「島原の太夫(しまばらのたゆう)」の登場です。
 (すみません、この写真はぶれてしまいました‥‥)





 さて「島原の太夫」とは、一体どのような人なのか?

 島原とは、日本最古の公許遊廊で、京都の六花街の一つです。
 「太夫(たゆう)」というのは、島原で最高位の遊女です。
 容姿などだけでなく、茶道・華道・歌道・京舞・文学など、あらゆる教養を身につけていたといわれるというまさにスーパーレディなのです。

 それにしても、こういう人が現在でも居たというのが、私には驚きでした。
 いや、祇園の舞妓さんとか現在でも居るのですから、こういう人たちが居てもおかしくなないか。












 奉納舞も終わりました。
 今年の人形供養祭も無事終了したようです。









 ところで、ここでひとつ思い出したこと、気になったことがありました。
 以下は、前回の供養祭・第1部で見た、供養される人形たちの写真です。





 確かにたくさんの人形があります。
 でも、私が思うに「京都の人形寺」といえば、もっとたくさんの人形が奉納されてきているのではないか、という気がするのですが‥‥。
 「実はこの宝鏡寺の地下には、他にも供養・処分しきれないような多くの人形が眠っている」
 一部にそんな噂もあるようですが、真偽のほどは不明です。



 いずれにせよ、非常に興味深く、面白かったです。

 来月(11月)からはまた、人形展が行われるそうです。
 興味のある方は、その時に訪れてみてはいかがでしょうか。
 その時は是非とも、秘蔵の生き人形「万勢伊さん」に会っておきたいですね。





人形寺・宝鏡寺のホームページ
http://www.hokyoji.net/




*京都妖怪探訪まとめページ
http://moon.ap.teacup.com/komichi/html/kyoutoyokai.htm





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