こまわり君の伝記

住まいの専門店 コスモ住研です。お住まいの住環境に対する不便不満不快を解決する仕事をしています。

70年前の民家が現代に甦る ・ 第一話

2009年03月02日 | コスモ住研日記
 
3月最初の日曜日。大変暖かい1日でした。

福岡県瀬高町に70年前の民家改修が職人達の技により完成しました。

三代に渡り受け継がれ大切に保存されていた住まい。

共通しているのは天井が低く、全体が暗いイメージ。
タタミ~タタミの間取りで建具が多い部屋の構成。
冬は寒く風通しの悪い間取り。
湿気が多く収納スペースが少ない。
何故か雨漏りしている天井。

着工前の設計イメージは、常識を破ることから始めた。




屋根の耐震計画では野地板が竹+泥が使われていた。・・・んー、これでは
重すぎるのです。

屋根の下地を杉板に変えて20トン程軽くした。


家の設計は全く発想を変えて臨んだ。
先ず、玄関の位置を180度移動し全体のプランを検討。
玄関の位置を変えることに最初は施主から拒否された。それでも玄関の位置は
譲らなかった。完成して素晴らしさを体験され絶賛されている。
施主も自慢の玄関が完成した。

次回 超感覚の写真を話題と共にお届けします。

収納について・和室を吹抜けの大リビングに変身・想い出の寝室とは・不思議なトイレ・
小国杉の素晴らしさ・二つの勝手口とオール電化・
自然素材の活用・昭和30年時代の食事室・

第2話にご期待ください!




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