感動は命の肥し

曇りなき眼で、物事を見つめるなら必ずや真実を見極めることができる。覚醒の時を生きた記録として。

正吉君がいい

2021-11-24 | 人物、映画、本、漫画、ドラマ

暮が近づくと、なぜか映画や歌にはまってしまう自分がいることに、気が付く。そういえば、去年もこのころから、昔の紅白のビデオ引っ張り出して、すべて見たりしていたなと思いだす。

外が木枯らしが吹くようになると、必然的に家の中にいる時間が長くなる。外が寒くなると、気持ちがむなしくなる、というわけではないだろうけれど、無性に昔の記憶や、感動や、思い出をあさりたくなるのが、人というものなのかもしれない。

それで、今年は、北の国からをいろんなところから探し出して、見ている。

純君と蛍がまだ小さかったころのもいいけれど、やっぱり、自分としては、正吉が蛍に結婚を申し込む件のある、「98時代」がベストだと思っている。

正吉君が、ほんとに素敵な青年に成長していて、純君を食ってしまっているシリーズである。

正吉君を演じた中澤佳仁さん、役者としては、北の国からで演じただけというから、それがまたこのドラマの価値をあげているというわけだ。見返すほどに正吉がいい。正吉の役がらにはまり切って余りある役者さんだ。私たちファンの間では、ただ一人歳を取らず、いつまでも若いままの正吉君、もしかしたら、これもドラマの設定の一部なのかもしれないと、思ってしまう。

 

純君も好青年に成長している。少年から青年になるこの時期の二人のアップには見入ってしまう。外見のみならず内からにじむ透き通った色気とでも言おうか…。

出演者の実際の年齢をもって作り続けたこの作品、日本の誇るべき名作に数えて誰も文句を言う人はいないだろう。

今度はドクター・コトー先生が見たくなった。

 



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