感動は命の肥し

曇りなき眼で、物事を見つめるなら必ずや真実を見極めることができる。覚醒の時を生きた記録として。

LONG LOST FAMILY 実の親を探す。

2020-03-09 | 人物、映画、本、漫画、ドラマ

TLCというチャンネルがある。そこでやってる、”ロングロストファミリー”は、アメリカで実の親兄弟を探すと言う番組だ。

それにはまってる。

アメリカの、里親制度、養子縁組の制度は歴史が古く、そして大変しっかりとして組織化されている。

里親になる人も、養子をもらう人も、しっかりとした審査を受け、それにパスしなければなりたくてもなる事ができない。誰でも子供が欲しいからと親になれるのではない。経済的な面もしっかりしてないといけない。ということらしい。

産まれてすぐ、幼いころ、親の元を離れて別の家族の下で暮らしている子供たちが成長し、大人になって、実の親を探すのを手助けする番組だが、すべてのエピソードに泣かされる。実録、ドキュメンタリー、というよりも、調査追跡番組と言った作りになっている。番組を進める二人も、それぞれ養子に出された立場で、同様に大人になって自分で実の親を探している。

色んなケースがある。いろんな事情がある。高校の時に妊娠して、出産、そのまま養子に出すしかなかったというケースが一番多い。アメリカは、堕胎すると言うのが、今もかなり厳しい条件だけれど、昔はもっとだっただろう。特にカトリックのコミュニティーでは、ありえない事なので、養子が多くなるのかと思ったり。

養父が良くしてくれて、幸せだったと言う人も、そうでなかった人も、一様に、実の親の事が生涯気になると言うことらしい。親が死んでしまってからでは手遅れだからと、探し始めた人も多い。

わずかな手掛かりをもとに探すのだが、親の名前も、何も分からない場合は、DNAで調べる。そこで、近いつながりの人がヒットすれば、そこからたどっていく。

親を探すだけではない。兄弟を探す人もいる。

ある女性は、その昔、自分が14歳の時、もらわれていった末っ子の5歳の妹をずっと探していた。7人兄弟で、母親が男にだらしなく、長女である彼女は母親代わりに6人の妹弟の世話をしていたと言う。子供の面倒が見れなくなったり、何らかの問題があったり、親の責任を果たせないと判断されたりして、親権を失う場合があるが、彼女の家庭がそうだったようだ。長女の彼女は、自分が妹の保護者になれなかった事、一人家族を離れてもらわれていった彼女にずっと罪の意識を感じて生きて来たと言う。幸せに暮らしているかそれだけを知りたいと、妹の名前を呼びながら泣くんだ。

見つけたと聞かされてまた泣く。本当にうれしんだな。そんなに家族っていいものなんだと。何十年も離ればなれになっていた家族が巡り合う番組、そう言えば、日本でも昔、そんな番組があったね。なんて言ったっけ。カーテンが開いて、中から探してた人が出てくる番組。日本の場合は、ちょっと、すごくやらせではないけど、作られすぎてて、司会者がよけいな事をいろいろ言ったりで、今受けしないけども、この番組は、司会者がすごーく控え目であくまでもメインは、探してる人と、見つけた人の話。すごくシンプルで洗練されてる。よくできてる。毎回泣かされる。

シーズン2まで全部見て、ここらで止めとかないと、生活のリズムが…。

明日は、月曜日、あさっては火曜日。待ち遠しい火曜日だ!



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