感動は命の肥し

曇りなき眼で、物事を見つめるなら必ずや真実を見極めることができる。覚醒の時を生きた記録として。

娘達の進路

2012-02-15 | 日々思うこと
家に帰ってきたのが、夜の9時。
二番目の娘が高校から出した絵がどこかの大会で入賞したとかで
そのセレモニーに行って来たためです。

長女もそうだけど次女も美術が好きで、普通よりちょっと上手な方にはいりますが、
私達は、女の子達を美術で大学には送りたくないと思っています。
絵が好きだから美大に行く、というのはとてもセルフィッシュだと私は思っています。
音楽が好きなら音大に行って、運動が好きなら体育大に行くというのは
とても、自分の事だけを考える人だと思うのです。
いえ、好きな事をするのは大変よい事です。しかし、高い学費を払って大学で
習う事だろうかと考えるわけです。
高い学費を払って4年間もの貴重な時間を費やすなら、もっと実社会に役立つ
もっと現実味のあるものを習得すべきなのではないかと考えます。

絵が好きなら、余暇を利用して趣味で自分の好きなように描いたらいいと言い聞かせても
なかなか、うんとは言いません、二人とも。

だから、娘が入賞したと聞いても全然嬉しくないし、仕方なく退社後に夕食をとる時間もなく家で娘を拾って片道30分以上もかかる離れた町の美術館までいってきたわけです。

お腹をすかせて家に帰ってきて、昨日の残りのゆでたスパゲティーにベーコン、玉ねぎ、人参、スクウォッシュを混ぜてナポリタンにし食べ終わってこれを書いてます。

私も、絵が好きでした。娘達がこうなったのに私の責任もあります。
でも、ほんの一握りの人しか生き残れないような厳しい芸術の世界を
果たして、どれほどわかっているのか。
就職難の時代によりによって、一番就職難といわれる分野の芸術を選ばないでほしい。
昔は、裕福な家庭の子女達が教養、趣味のために身につけたようなもの、彼らは卒業して仕事に就く必要はなかったわけで、うちのような確実中流家庭の子供が夢見るようなものではないのです。

明日は、その2番目の娘の先生と進路相談をする日…。
主人が行きますが、意志の大変強い娘を説得するのは不可能に近い事。
お父ちゃん、頑張って。

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