感動は命の肥し

曇りなき眼で、物事を見つめるなら必ずや真実を見極めることができる。覚醒の時を生きた記録として。

大統領がニューヨークを封鎖する?

2020-03-29 | 日々思うこと

感染者がアメリカ全土で10万人を超え、その半分がこのニューヨークエリアだと言うとんでもない事態です。しかも、ピークはこれからで、2~3週間なんですと。コロナの死亡率はインフルエンザの10倍程度ではないかとの事で、重症になった人は人工呼吸器がなければ命に係わるらしく、今、医療現場では人口呼吸器の調達が最緊急事項だと。

ここから車で15分ほどの場所にあるコミュニティーカレッジに設けられた、ドライブスルーの感染検査場は、毎日8時からの検査スタートにもかかわらず、最前列の人は前の晩から並び、多くの人が朝の2時や3時に家を出て検査を受けるために列に並ぶのだと。8時の開始時間には、車の列が何キロにもなっているらしく、開始1時間で受付が終わるくらい、たくさんの人が押しかけていると聞く。

広い公園は完全に人を締め出すか、車でのアクセスをさせなくして、人が集まるのを防止するという対策が立てられ、裏の大きな郡の公園も今は、車で進入できなくなっている。歩いて来れる近所の人たちだけが利用するなら、そこまで人も密集する事にはならないと言うことでだ。アメリカの徹底ぶりには頭が下がります。

人口が多く、人口密度が高い分、感染者も多くなる。医療の許容量も相当必要になる。その時に必要な設備が設けられるか否かがどれ程の命を助けられるかにかかるわけで、その為にニューヨークのクオモ知事さんもニュージャージーのマーフィー知事さんも奮闘しておられる。医療の現場ではマスクが、防護服が、シールドが足りなくなることが懸念されていて、自動車メーカーのGMに人工呼吸器の製造を国が指示したと。

そんな中、今時の人が、国立感染研究所長のアンソニー・ファウチ博士だ。

小柄で目立たない容貌でありながら、話す内容は説得力があり、事実をわかりやすく、難しくなく、我々がどう対応するべきかを専門家の立場でとつとつと話すその姿に、国民たちが信頼を寄せている。ドーナツになったりしてるからね。気持ちが先走ってしまうトランプ大統領を上手にフォローし、すごく真摯であり、紳士です。

落ち着いた物腰に、腹のすわった話ぶり、30年来この立場におられると言うだけの事はあります。

さて、トランプさんがこのあたりの完全封鎖がありえると話しましたね。すでに自宅待機になっている私達に直接かかわる部分は少ないと思いますが、ただ、このニュースにまた、過激に反応した人たちの買い占めが横行しそうで心配です。

 



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