感動は命の肥し

曇りなき眼で、物事を見つめるなら必ずや真実を見極めることができる。覚醒の時を生きた記録として。

炊飯器で作る自家製米麹甘酒

2021-03-28 | 日々思うこと

子供の頃、大好きなおばあちゃんがお正月によく作ってくれた、甘酒が好きだった。

白い液体の底に沈む麹の粒粒を食べるのが楽しかった。

故郷を離れ、この齢になって、近頃やたら思うのは、昔、口にした懐かしい味の事。

甘酒。

食べたいなー、飲みたいなー。

でも、自分で作ろうなんて思いもしなかった。

 

大好きな甘酒を作る気になったのは、ひなまつりがきっかけだ。

例のごとく、散らし寿司に、お吸い物、それに加えて、甘酒を準備したひな祭り。

近くの日系スーパーで買ってきた森永のフリーズドライの甘酒をお湯で溶いて、「うまいうまい」と飲む私を見て言った娘の一言だ。

「そんなに、好きなら、作ったらいいじゃない。できるんじゃない?」

アッ、そうか、そう言えば日系スーパーに米麹が売ってたな。

となったわけだ。

検索すれば、結構簡単に炊飯器でできるのだと言うようなことのよう。

そして、作ってみた!

ちょっと驚いた。

結構簡単、美味しくできるのだ。

 

いやあ、何でもっと早く考え付かなかったのだろう…。

それ以来、3回通り作って、友人にも分けたりして、喜ばれている。

旦那はお米のヨーグルトだと言って食べる。

 

けっして安くはないが、米麹。

500グラムほど入っていて価格は10ドルちょっと。冷蔵庫で長く保存できる。

 

色んなサイトを見てあれこれと比べて、結局選んだのは、ある酒屋さんのサイトにあったレシピ。

  • 柔らかめに炊いたご飯4合分
  • 米麹400グラム
  • 温度計

これでおしまいだ。

炊き上がったご飯に水を加えて温度を60度まで下げる。これが最重要ポイント。60度以上だと菌が死んで発酵がうまくいかないということらしい。

何度かに分けて炊き上がったご飯に水を加えながら、(大体いつも500MLは入れてる)温度が60度以上にならないのを確認してから、麴を一気に加えてよく混ぜる。

 

炊飯器の蓋を開けたままにして、濡らしたキッチンタオルでカバーした状態で保温をキープ。

👇約1時間ほどたったところ。水が出て、すこーしべちゃべちゃしてきた。

 

👇3~4時間たったところ。匂いはすでに甘酒だ。

途中で頻繁に混ぜてあげると発酵がよく進むらしいので、1時間おきくらいに混ぜてあげる。

 

👇保温で12時間たってこの状態。ドロドロ。

冷蔵庫、冷凍庫で保管。

菌が生きているので、冷蔵庫で保管する時は10日程度が目安らしい、酸っぱくなるのだとか。

そうなる前に飲んでしまうので、酸っぱくなるかどうかは未確認。

すごく甘い。

毎朝、温めてそのまま頂くようにしている。

お砂糖の代わりに使ってもいいし、お味噌汁に加えれば、麹たっぷりの甘めの味噌汁になる。

 

毎朝呑む、おちょこ一杯分ほどの甘酒に、癒されている。

アメリカで、この歳になって飲む甘酒の味、

おばあちゃんが作ってくれてた甘酒は、もっと甘かったような気がするんだけど……。

もしかしたら、優しかったおばあちゃんの懐かしい記憶と相まって、あの時の甘酒の味が、甘いものに感じたのかも、と思ってみた。

ほんとに好きだったなあ、甘酒も、そして、おばあちゃんも…。

また米麹、買ってこないと。

 



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