感動は命の肥し

曇りなき眼で、物事を見つめるなら必ずや真実を見極めることができる。覚醒の時を生きた記録として。

白頭鷲、魚をキャッチ

2021-03-30 | 野鳥 バードウォッチング

晴天。公園の橋の上をそう高くない位置を飛んで横切る白頭鷲。まだ白黒に羽根が生えそろう前の、若者だ。

水際の木にランディング。

視線が気になる。顔にどうしても枝がかかってしまうな…。

スッと、羽を広げて優雅に飛び立ち、魚をキャッチして飛び去って行った、その一連の動きが、スローモーションの動画のようだ。

寒さが和らぎ、春の気運が満ちる公園で、寒い頃ほどには、白頭鷲を目にしなくなった、という感じを受ける。今日は、この1羽だけが単独で行動。魚が饂飩なのか、鷲が俊敏なのか、たやすく捕獲しているように思えてならない。

 

マガモの夫婦、朝日をあびて。お目ざめ前の模様。

 

 

いつの間にか、花が咲いている。

朝の気温はさして高くはなく、外に出かけるのに、ジャケットはまだ手放せない。それでも今日は、日中の気温は60度近くになると言うので、まあまあ、暖かい日になる。そう言えば、今週木金とまた明け方氷点下に冷え込むと言う予報が出ていた。

この時期、焦って木花を外に出し、霜にやられてしまったりする事になりやすいので、じっくり春になってしまうのを待つのに忍耐がいる。春になったなと思ったら、あっという間に夏になる。春は相当短い。やっと木に花が咲き出したなと思ったら、瞬時に新緑に覆われ、外に繰り出す人は、タンクトップに短パンとなる。このあたりの人達は、少々、気が早すぎる傾向にあるようだ。長かった冬が終わったことを喜んでいると言う、気持ちの現われなのだとは、思っている。

冬が厳しい地域に暮らし、生息する、草木も、人間も、長い冬に忍耐し待った春のおとずれに、心底喜んで見せるリアクションが、激しすぎるのかもしれないなと、暖かい九州育ちの自分は、そんなふうに思ったりしている。



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