猫の目

◎5匹の猫を見送り30年の猫の居る生活に幕が下りましたが
まさかの展開で又猫の居る暮らし復活!

老いてみれば人間の着地点って大差ないね

2018年06月10日 | 日記


(画像拝借;電子書籍¥1000-也)


「終わった人」を読んで

定年退職した主人公の終わった感と戦うお話
すごっく分かる 夫の気持ちも妻の気持ちも・・
こんなに理解できる書に久しぶりに出会った
自分も経験した後に読んだからだろう
終わった感を脱出するのに4年もかかった
もしあの真っ只中でこの書を読んだらどう感じただろう


誰もが通る道なのです

 心に響く一文「思い出と戦っても勝てやしない」「散る桜残る桜も散る桜」「散り際千金」
猛進した人ほど虚無感に襲われる

石川啄木や宮沢賢治の言葉も多く使われる

若いころに秀才であろうとなかろうと
 美人であろうとなかろうと
一流企業に勤務しようとしまいと

人間の着地点って大差ないね

結論・・・老いを受け入れる・・・

「終わった人」
終わった直後は自分の存在価値に必死になる

此処に居るよ
まだまだいけるよ

心と体のアンバランスと戦い
人生を振り返り生きる事を模索する
やり直しは勿論きかない
終わって言える事は頑張ってよかった
未熟ではあったがガッツと負けじ魂で頑張っていた自分が過去に居た
楽な道を選ばず逃げずに苦難に立ち向かって生きてきた事は自分の誇りである
それでいい
100点満点とは言えないが悔いのない人生と言えれば老いて「終わった人」となっても幸せは大きい

静かに煩わしいことは一つもなくゆっくりと毎日が過ぎていく
好きな事をし質素ではあるが豊かな日々
今この瞬間に終わっても悔いなし
そう思える自分は一番の幸せ者だと確信する



内館牧子さん
同年代です

画像をググってあ~この人か~
 相撲審議委員で朝青龍に「成績は申し分ないが品格の面で問題アリ」と語った人です

タイトルの「終わった人」に興味をひかれ読んで良かった

又心の教科書が増えました


※暫く読み手に徹しました。たわいもない日常を繰り返し送って行く中で自分の存在価値を求め自分に言い聞かす「これで良いんだよね」と感じました





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