ここではないどこか

居住空間から出た世界(ここではないどこか)で出会った気になる物事

象印の印象

2007-12-07 08:33:12 | 日記
ひとめぼれ、ショーウインドウに佇む姿に。
柔らかい、暖かい風景画のタッチ、手書きならではの愛情のこもり方。
つげ義春のマンガを思い出す。

その時代の旅行とはどんな風だったのだろう。
交通網は発展してなく、自然の濃度が違う。

自分が様々な交通手段を用いるようになってから、
何度となく訪れている箱根。
好きな場所ではあるのだが、最初に訪れた記憶はない。
歳が加わるに連れ、大好きな場所が移っていく、
自分にとっては不思議な場所。

ここが有数の観光地になった理由は、
歴史のせいなのか、とあるグループの開発施策であるのかは知らない。

天下の険。
そのような時代が戦前位までは続いていたんだろうと。
あそこはやはり難所であり、
難所であるが故、訪れた際の喜びがあるのではと。

そんなことを感じさせた「象印の根箱」。

(注:「象印の根箱」は、古い絵はがきとガイドマップのセット)


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